最近のコイン収集は?
貨幣ぶらり旅(第13話)
一昨日、百貨店の催事場で開催された、古銭の即売会会場を覗いてみた。
切手、葉書、テレカや切符のコレクター向けの販売会社も出店していた。
会場はまずまずの入り。熱心なコレクターは、メモとルーペを持って一枚一枚コインを
チェックしている。
私のように、貨幣史的に意義のある貨幣が揃えば良いと言うのではなく、同じ種類の貨幣でも微妙に違ういわゆる”手代わり”を求めている専門的なコレクターもいた。
最近発行された、愛知万博や中部国際空港関連の金銀貨なども置かれていたが、価格的には割高な感じがした。仕入れ値が高いのであろうか?
今回は欲しいと思う商品が無かったので、何も購入しなかった。
しかし、コイン商の方から色々なお話を聞くことが出来たのは有益であった。二代目で40代の若い店主であるが、経験・知識とも豊富な方である。
話の内容を要約すると次の通り。
①財務省から放出される明治等の金貨について
従来のものと区別出来るように、パッケージに入れて財務省放出分として表示し、格付けも付けてオークション方 式で販売するとの事。GHQが接収した経緯から、保存状態の悪いものもあるようなので、それらはオークション 対象からはずすように意見している様子。
②貨幣商について
わが国の貨幣コレクターは高齢かつ減少傾向にあるが、貨幣商の高齢化も著しく、後継者がいない業者も多い 様子。コイン・切手ブームや1980年代後半のいわゆる”バブル期”には雨後の竹の子のように現れた業者も、今では減少の一途の模様。
③コレクションの行き詰まりについて
一通りのコインが揃うと、誰もが一度は経験するようだ。手に入れたコインのグレードを上げていく人、特定の種類のコインを緻密に分類・整理する人、コレクターにあまり研究されていない分野を突き詰める人など、いろいろなタイプのコレクターに分かれていくとの事。
現在の私も手詰まり状態。次のターゲットを模索中である。
④貨幣価値について
今回の財務省保有金貨の放出により、明治の金貨などの値崩れ懸念が出ているが、いつ、何が見つかるか分からないので、何とも言えない様子。ただ、状態の良い希少なコインであれば、価値が保たれるだけでなく、値が上がることも考えられるとの事。
しかし、そのようなコインを手に入れるには、それなりの対価が必要になる。単純にコレクションするには難しいことのようだ。
⑤最近の外国を含めた記念コインについて
私は、最近の記念コインが好きではないのだか、何故かという話題のときに、昔のコインは、原版が手彫りされていたので、精密な機械彫りより味があるのではないかという結論になった。確かに1800年代のコインをみると手彫り的なよさを感じるのである。
これについては感じ方なので、コレクターによって異なると思うが、皆さんは如何だろうか?
私は、歴史、経済と絡めて貨幣の研究をするところに面白味を見出しているので、次はユーロ経済と絡めて、イギリス・ドイツ・フランス・ギリシアなどの貨幣研究も興味深いテーマだと思っている。
さて、これからどうしようかな?


Comments