« バスケットの中には何が入っているの? | Main | セカンドライフの趣味として如何ですか? »

July 27, 2005

水漏れ工事の代金はいくら?

不明朗な工事代金

先日、台所の床と外壁に水が染み出ていたので、水道管から水が漏れているのではないかと思い、修理を依頼した。水漏れ程度の工事だったが、色々感じるところがあった。
まず、業者選びから。修繕等で詐欺を行う業者もいるようなので、市の水道局に紹介を依頼した。サービスセンターに連絡、個別の業者は紹介できないとのことで、水道工事業者の組合を案内してくれた。
早速そこに連絡すると、無愛想な返事。我々は業者の組合で、一般人が電話してくるところではないといった感じの応対である。お客あっての業者、業者あっての組合なのではないのかと思ったが、怒りを抑えて業者の紹介を依頼する。3社の社名とTEL番号を教えてくれたが、相変わらず高圧的な態度。市水道局の天下りかなと偏見をもって疑いつつ、電話を終えた。
次に紹介された業者の一つにTELすると、手一杯で暫くは行けないとの返事。仕方ないので、別の業者であるA社に電話すると、工事をする人から連絡させるとのこと。電話番号を教え、暫く待っていると折り返し連絡があった。A社の下請け工事会社であるB社からだ。そして、その日の夕方B社の社長が水漏れの状況を見に来た。水漏れの場合、どこから漏れているのか分からないケースも多いようだが、我が家の場合はある程度特定できるので、それほど心配はないとのことであった。
翌朝9:15頃、2人の職人が来た。水漏れ箇所を案内し、その後工事に取り掛かってもらった。ところが、水漏れ箇所がなかなか特定できないのである。水が柱に沿って広範囲に濡れていたためである。部屋の中から壁をブチ抜いたり、床板を切って剥がしたりと大事になった。結局は現在使用していない湯沸かし器に接続していたパイプの溶接部分からの漏れだと言うことが分かり、漸く修理に取り掛かることができるところに至った。10:00過ぎである。
修理には、溶接部分を切り取ったパイプに蓋をするためのキャップが必要なのだが、それを、これからDIYセンターに買いに行くという。最近はそんな簡単な部品すら在庫しないようだ。1人残してもう1人はDIYへ出かけて行った。その間残った1人はブラブラとタバコを吸いながら何もしていない状態。買い物に行った1人が戻ってきたのは12:00前。
近所のDIYセンターには売っていなかったので、知り合いの業者から借りてきたとのこと。ついでに弁当を買ってきたようで、2人揃って昼食タイム。
13:00前に、昨日来た社長が工事の様子を見に来る。そして、次の工事があるとのことで、ブラブラしていた方の工事人を連れて帰った。残った職人がパイプに蓋をしようとしたが、サイズが合わず、結局はパイプを摘んでハンダ付けして修理完了。何時間も買い物に行ったのは何のためだったのか。
床に空けた穴の工事は出来ないので、自分で板を買ってきて、貼り付けて欲しいとのこと。壁の穴はモルタルで固めてくれた。壊したタイルまでは貼れないとのこと。
そこまでで、修理は終了した。15:30前である。
さて、費用については全く触れられていないのだが、どれくらいの請求額が来るのかと思っていたところ、請求書が送られてきた。約40,000円である。
請求書の内訳を見ると
①材工   1.0式   34,000円
②諸経費        3,400円
③消費税        1,870円
合計          39,270円
となっていた。これではお客から見ると内訳が全く分からない。電話で問い合わせると、個別には細かすぎて書けないとのこと。職人1人当たり1日20,000円程度とは聞いていたが、これまで述べたような内容と時間では少々高いような気もする。諸経費はパイプの蓋やその他諸々とのこと。しかし、蓋はサイズが合わず、持って帰ったことを伝えると、「そうですか」との返事。
結局、請求書の内容は良く分からなかった。ビジネスと割り切って、もっと厳しく追及しても良いのだろうが、無茶な請求金額ではなかったので、それ以上は聞かなかった。どうせ”ドンブリ”だろうとも思ったからである。
ところで、工事職人は社長が雇っているわけではなく、手配しているだけなのだ。
家を建てたり、リフォームする場合でも、営業の人と工事業者の人は違う会社のケースが多い。下請け、孫請けなど、また設備等によっても異なる。契約した会社の現場監督が工事期間中、真面目に工事を監督してくれ、また設計士が現場を頻繁にチェックしてくれれば良いが、実際にはそのようなことは無いため、新築物件で雨漏りや歪みなどのトラブルになるケースも聴く。現場職人の腕次第、気持ち次第である。
今回の私のケースは小さな工事であったが、それでも建設業界の構造を感じさせるものであった。下請け・孫請けの多階層化、個人営業的会社の乱立、工事費用の不透明さなど等。
そう言えば、1人が買い物に行った時、残った方の職人が言っていた。地方では(鹿児島出身と言っていた)公共工事が減り、仕事が無くなったのでこちらに出てきたとの事。
戦後の経済成長による産業構造が変化するに際し、第一次産業である農業従事者を受け入れたのが第三次産業の建設業である。しかし、今後建設需要が減っていくと、建設業に従事していた人を受け入れる新しい産業はあるのだろうか? なんて、請求された金額のことを忘れ、いろいろと考えてしまった。


« バスケットの中には何が入っているの? | Main | セカンドライフの趣味として如何ですか? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53560/5168507

Listed below are links to weblogs that reference 水漏れ工事の代金はいくら?:

« バスケットの中には何が入っているの? | Main | セカンドライフの趣味として如何ですか? »