スイス射撃祭試作貨(金・銀セット)
貨幣ぶらり旅(第112回)
百貨店で開催されている、コインと切手の販売会に行ってきた。久しぶりに欲しいコインに出会った。いつもは貨幣史に関連する資料的なコインを買い求めるのだが、今回はデザインが気に入っての購入だ。


手に入れたのは、2006年スイス射撃祭記念試作コインで、1000フラン金貨(写真左)と1000フラン銀打ち貨(写真右)のセットである。ご存知のとおりスイスの射撃祭は、19世紀にウィリアム・テルという弓の名手の伝説(子供の頭にリンゴを置き、それを矢で射る)に由来してスイス各州で開催されており、この射撃大会を記念して毎年発行されているのがスイス射撃祭記念コインである。
当初、今年の射撃祭記念金貨は1000フランでの発行が計画されていたのだが、結局従来どおりの500フランでの発行となった。既に1000フラン金貨用の極印が出来上がっていたので、これを廃棄する前に試作貨として金貨、銀打ち貨それぞれ25枚ずつ製造したとの事。非常に希少なもので、スイス射撃祭コインを特別に取り扱うコイン商ゆえ割り当てがあったようだ。

デザインは1925年に発行された100フラン金貨と同じで、銘文”HELVETIA”、少女の左頭像、服はエーデルワイスの飾りが付いており、背景に山脈が刻まれている。今回の試作貨の表面はいわゆるマットプルーフで、上品な感じの仕上がりだ。裏面は1000Fr.の表示にリースと2丁のライフルなどが彫られている。(写真 : 1000フラン金貨裏面・プルーフ仕上げ、銀打ち貨も同じ)
直径は各3.1cm、重量は金貨25.4g、銀打ち貨20.0g


Comments
日本に割り当てられたのは25セットの内5セットとの事です。
今は中国やロシアの市場も新たに増えた為割り当ては昔より少なくなったと聞いています。
その業者さんがデパートのもようしで1セット売られたらしいです。私は始め買い損ねて予約して1セットを持っていますので今から考えるとついていました。最近の東京オークションで銀貨一枚出ていましたが5~6万位になったと思います。50フラン金型打金貨発行枚数各6枚は絵柄の良い方が60万超えもう一方も50万超えしたようです。第一回だかのオークションの時は参加者が今より少なめで30台~35万付近で発行枚数2~6枚の1000Fや500Fピェフォー金貨が買えた事もあったようです。
Posted by: 越後屋 | June 11, 2009 at 12:22 AM