川辺の散歩道から見る「ハイデルベルク城」
南ドイツの旅(第30回)
堤防を渡り、ネッカー川の北側に出る。ここから川沿いを西に歩き、「カール・テオドール橋」へと進んだ。川を挟んでみる「ハイデルベルク城」はとても美しい(写真左)。青い空を背景に、手前には川、そして夕日に照らされているのがなお良い(写真中左)。時々立ち止まり、ボ~と景色を眺めていた。夕陽の照らす頃は、寂しさをもたらす事もあるが、一日の終わり、心の安らぎも与えてくれるように思える。西に向かって川沿いを進むと、「聖霊教会」と「カール・テオドール橋」が見えてきた(写真中右)。川の南側から見たときは良く分からなかった「橋門」も、こちら側からだと良く分かる(写真右)。橋の景観が、こちらから見る方が格段に良いのは、「聖霊教会」や「イエズス教会」の塔などが、景観全体のバランスを良くしているからであろうか。ただ、工事中なのが残念である。また南側の「橋門」からは見えなかった「女神アテネ」の像も、橋脚の上に立っているのが分かる(写真下)。
当初「カール・テオドール橋」から、「シュランゲン小道」を上り、「哲学の道」を歩くつもりだったが、川辺から見る景観が良かったこと、また坂道を上るだけの余力が残っていなかったことから、「ネッカー川」の川岸に造られた散歩道を歩くことにした。土手を降り、少し低くなった散歩道から見る眺めも良い(写真左)。石畳で出来た散歩道は、西へと真っ直ぐ続く(写真中左)。家族連れ、若いカップル、子供達、そして老人と、色々な人達が散歩している。いつも早足で歩く私だが、このときはベンチで休みながら、景色を楽しみ、ゆっくり、のんびりと歩いた。「カール・テオドール橋」の向こうに「ハイデルベルク城」の見える景色(写真中右)、本日の業務を終えて乗船場に並ぶ白い遊覧船(写真右)、そして「市公会堂」(写真下左)などを見ながら、ゆったりと時間が流れる。1kmほど歩くと、緑に覆われた広場に出る(写真下右)。ここでは、子供達がボール遊びを楽しんだり、若いカップルや家族連れが緑の上に足を投げ出し、何かを語り合っている。ここで散歩道も終わりだ。土手の坂道を上り、「テオドール・ホイス橋」に出た。
日も沈み始めたので、本日の観光はこれで終了。ホテルに向かうことにした。「テオドール・ホイス橋」を渡る(写真左)。橋の途中で見る眺めも良い(写真中左・中右 )。ハイデルベルク旧市街の景観は、「ハイデルベルク城」と「カール・テオドール橋」、「ネッカー川」の3つから出来ていると言っても良いのではないだろうか。どれ一つ欠けても、物足りないのだ。「テオドール・ホイス橋」を渡ってから、さらに南に4~500m進むと、「ビスマルク広場」に出る(写真右)。ここは旧市街とは異なり、街中である(写真下左)。本日宿泊する「レオナルド・ホテル」は、ここから西に6~700mほど離れている。およその場所しか分かっていなかったので、ウロウロしているうちに暗くなり始めた。少し不安になったので、道行く人に尋ねることにした。最初は、自転車に乗って信号待ちしていた20歳前後の女性だ。ホテルの名前と住所を言うが、分からないとの事。いつもであれば、ここで別の人にあたるのだが、ドイツ人は親切な人が多い。交通信号が何度も変わっているにもかかわらず、私の持っている地図を見て、一生懸命に場所の見当を付けてくれるのである。結局、おおよその方向しか分からなかったのだが、それだけの時間を割いてくれたことに感謝である。以前、北ドイツに行った時も、何人か親切な女性に出会ったのを思い出す。教えてもらった方向に歩いて行くのだが、ホテルは見つからない。仕方ないので、近くにあったスポーツクラブに入り、受付の女性にホテルの場所を尋ねると、2軒隣にあるとの事。午後8:00頃、ようやくホテルに到着(写真下右)。フロントでツアー会社と私の名前を告げると、すぐに分かってくれた。本日も良く歩いたので少々疲れたが、思っていた所を一通り回ることが出来たので、十分満足できる一日であった。
(参考文献)
・「ハイデルベルク(日本語版)」(ショーニング出版社)
・「ドイツものしり紀行」(紅山雪夫著)[新潮社刊]
・「07~08地球の歩き方 南ドイツ」(地球の歩き方編集室)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]
・「06~07地球の歩き方 ドイツ」(地球の歩き方編集室)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]
ハイデルベルクの観光案内
http://www.heidelberg-tourismus.de
レオナルド・ホテル(旧レガ)
http://www.rega.bestwestern.de



















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