チュニジア一周の旅(準備編その5)
チュニジア一周の旅(準備編その5)
5.トズール

タメルザで二泊した後、第5日目は「トズール」、「ショット・エル・ジョリド」を経由し、「ドウーズ」に向かう予定だ。トズールは、タメルザの南東約50kmにある。かつて「ローマン・アフリカの果て」と呼ばれたアルジエリアの国境に近いオアシスの街。ナツメヤシの栽培で開けたこの街で採れる「デーツ」は最高の品質で、「光の指」と称されている(写真 : 「デーツ」を付けたナツメヤシ・「ウィキペディア・フリー百科事典」のHPより)。
※「ウィキペディア・フリー百科事典」によると、ナツメヤシは聖書の「生命の樹」のモデルで、その果実である「デーツ」(英語)の語源は、ギリシア語で「指」を意味する「ダクティロス(Dactylos)」とする説が有力。「デーツ」は柔らかくなったものや干したものをそのまま食べるか、あるいはジャムやゼリー、ハルヴァ、ジュース、菓子などに加工される。また、果糖を多量に含むため、水に浸したものを発酵させて酒や酢に醸造される。さらに、乾燥させて粉にした「デーツ」は、小麦とまぜて保存食にしたり、サハラ砂漠地帯ではラクダや馬、犬などの餌にもされるという。

トズールが栄えた理由は、ナツメヤシの栽培だけではない。北と南を結ぶ要衝の地として重要視された事も大きい。南からは「塩」、「金」、「象牙」などが、また北からは「衣服」、「生活雑貨」、「短刀」などが集まったようだ。トズールの街に入ると、日干しレンガを使った建物が並ぶと言う。壁には美しい幾何学模様がデザインされている(写真 : LOOKLEX Tunisia(トズール)のHPより)。この装飾技術は、8世紀頃のシリアやイラクをルーツとしており、10世紀にアラブ人がこの地にやって来た時に伝えられたようだ。このデザインは、この地方で織られる絨毯にも見られる。
LOOKLEX Tunisia(トズール)のHP
http://looklex.com/tunisia/tozeur.htm
ところでスケジュール表によれば、ここトズールでは「ダール・シュライト博物館」と「砂漠動植物園」を訪れる予定だ。
① 「ダール・シュライト博物館」(写真左 : LOOKLEX Tunisia(トズール/ダール・シュライト博物館)のHPより)
チュニジアの生活・文化や歴史をわかりやすく紹介する私設博物館。チュニスにあるダルベンアブダラー邸を再現した造りになっており、「生活文化博物館」、「時代博物館」、「アラビアンナイト館」に分かれている。「生活文化博物館」は、「チュニジアの伝統的な屋敷を模した建物と中庭があり、その四方に広がる各部屋にはテーマ別に展示がある」(「素晴らしい世界の国々 ガイドシリーズ2 チュニジア」より・写真右 : ダール・シュライト博物館のHPより)との事。なお、ここではアラブ・イスラム時代の金貨・銀貨などが展示されているようなので、期待は大である。
ダール・シュライト博物館のHP
http://www.darcherait.com.tn/html/musee.htm
LOOKLEX Tunisia(トズール/ダール・シュライト博物館)のHP
http://looklex.com/tunisia/tozeur06.htm
② 「砂漠動植物園」
トズールの街から西へ3km程離れたオアシスの中にある。小さな動物園だが、面白い動物たちがいるようである。砂漠に生息する蛇やトカゲ、サソリの他、ライオン、カゼルなどもいるという。特に面白そうなのが、コーラを飲むラクダ(写真左・LOOKLEX Tunisia(トズール/砂漠動植物園)のHPより)。我々の前でも見せてくれるのか? 当日のお楽しみだ。
また、手入れの行き届いた植物園には、様々な種類の木々が植えられている(写真右・前出HPより)。時期によっては、一面花が咲いていることもあるようだ。でも、我々が訪ねる時は冬なので、あまり期待できないかもしれない。
LOOKLEX Tunisia(トズール/砂漠動植物園)のHP
http://looklex.com/tunisia/tozeur10.htm
午前中だけの観光なので、これら以外にどれだけ見ることが出来るのか分からないが、出来ればトズールの中心部も見てみたい。そして可能であれば、「レンガ工房」に行きたいと考えている。街の建物に使われている日干しレンガは、トズールの特産品だ。最近は建築の外装以外の用途向けのものも数多く開発されていると言う。現在でも約20か所で作られているようなので、その中の一つでも良いから見学したい。
6.「ショット・エル・ジョリド」(写真 : LOOKLEX Tunisia(ショット・エル・ジョリド)のHPより)
トズールの観光を終えた後、昼食を済ませ、「ショット・エル・ジョリド」を経由して「ドゥーズ」に向かう。「ショット・エル・ジョリド」は、長さ約250km、幅約20km、面積が約5,000k㎡という大塩湖だ。海抜0mで、かつては地中海と繋がっていたようだ。「地球の歩き方 08~09 チュニジア」によると、「塩湖とはいっても、水をたたえた湖が出現するのは、冬の雨季の間だけで、1年のうちほとんどは、湿った大地と言った状態」との事。丁度雨季に当たるため、湖を見ることが出来そうである。トズールからショット・エル・ジョリドを横切る道路は「ケビリ」まで続いており、全長は96km、うち直線部分は55kmあると言うから、遥か彼方まで続く大地を目の当たりにすることが出来そうだ。想像するだけでもワクワクする。雨でないことを願う。
LOOKLEX Tunisia(ショット・エル・ジョリド)のHP
http://looklex.com/tunisia/chott_el_jerid.htm
7.「ドゥーズ」
トズールからショット・エル・ジョリドを横切り東へ約120km、ここに「ドゥーズ」の街がある。この日はこの街にある「エル・ムラディ・ドゥーズ」に宿泊する予定だ。このホテルは、サハラ砂漠の入り口に立つ4つ星の高級ホテル。ロビー(写真左)、プール(写真中左)、客室(写真中右)などすべて豪華。夕食はこのホテルのレストラン(写真右)で頂く予定。どのような料理が出てくるのか楽しみである。
※写真はすべて、エル・ムラディ・ドゥーズのHPより
エル・ムラディ・ドゥーズのHP
http://www.elmouradi.com/cr2.resa/ui/aba/hotel_detail.aspx?user=869&id=700&ilng=1&curr=1
(参考文献)
・「チュニジア」(チュニジア政府観光局・チュニジア大使館観光文化部)
・「地球の歩き方 08~09 チュニジア」(地球の歩き方編集室編)[ダイヤモンド・ビッグ社]
・「素晴らしい世界の国々 ガイドシリーズ2 チュニジア」(ビッグボーイ編集部編)[楽天舎書房]












Comments