チュニジア一周の旅(準備編その8)
チュニジア一周の旅(準備編その8)
本日は、最初に「ナブール」に行って「陶器工房」を見学、続いて「ケルクアン」に向かい、「フェニキア遺跡」の観光。その後6日ぶりに「チュニス」へ戻る予定だ。
13.ナブール

「ナブール」は、ハマメットから北東へ約15kmのところにある。ボン岬半島の中心都市であり、陶器の名産地としても知られている。この町の特産品である「ナブール焼」は、バビロニアを起源とし、ペルシャ、アラブ、地中海を経て伝えられた。また、17世紀にスペインを追われたアンダルシア人がここに定住したことから、マジョリカ焼の影響を受け、芸術性が高まったといわれている。このようなナブール焼を求めて、チュニジア各地から、また海外からも多くの人がやって来るとのこと。やきものについては非常に興味があるので、ジックリと見学したい(写真 : LOOKLEX Tunisia(ナブール)のHPより)。
なお、「ナブール」と愛知県の「瀬戸市」は姉妹都市である。
LOOKLEX Tunisia(ナブール)のHP
http://looklex.com/tunisia/nabeul.htm
瀬戸市国際センター(姉妹都市のご紹介)のHP
http://www.setocic.jp/jp/cities.html
スケジュール表によると、「陶器工房」を訪ねるとなっているだけで、その工房がどの辺りにあるのかは不明である。従って、ナブールの中心部にある名所を見ることが出来るのか否かもわからない。しかし、もし街中を歩く時間があるのであれば、「11月7日広場」のロータリーの真ん中に置かれた巨大なナブール焼の植木鉢(写真左 : 前掲HPより)や、「サラマ・モスク」(写真中 : 前掲HPより)、「グランド・モスク」、「スーク」(写真右 : 前掲HPより)、「金曜マーケット」などを訪ねてみたいと思う。
14.ケルクアン
ナブールからボン岬半島沿いに北東へ約70km、古代ポエニ時代の都市遺跡で有名な「ケルクアン」の町がある。この地にフェニキア人ガ入植し始めたのが、紀元前8世紀。紀元前6世紀頃、原住民であるベルベル人とフェニキア人の文化を融合したポエニの町が誕生した。しかし、紀元前310年、シラクサの暴君アゴトクレスに攻められ、第一次ポエニ戦争で壊滅した。この当時、戦いに敗れた町は破壊され、その上にローマやビザンチン等の都市に造り替えられるのが通例だが、この町は再建されずに放置されたため、純粋なフェニキア人の遺跡として残ったのである。このように残された純粋なフェニキア人の遺跡は唯一のものであり、世界的にも貴重な遺跡ということから、1985年に世界文化遺産に指定された。
なお、ポエニ時代の地名は分かっていないため、現在の地名は近くを流れるケルクアン川から採られているようだ。
ここでの観光はもちろん「フェニキア人都市の遺跡」(写真左 : LOOKLEX Tunisia(ケルクアン)のHPより)だ。「地球の歩き方 08~09 チュニジア」によると、「ケルクアンの遺跡は30分あれば歩いて見て回れる広さ。神殿、工房、家々、公衆浴場などが約400m四方中にコンパクトに整然と並び、メインストリートの幅は約4mと広い。周りは幅約15mの二重の要塞によって囲まれていた」との事(写真中左 : 神殿跡・写真中右 : メインストリート・前掲HPより)。この遺跡は、居住エリアと工房や店のある職人たちのエリア、神殿、墓地で構成されている。居住エリアでは、浴室が面白い。「小さな形のものだが、排水設備など、職人の技術、生活水準の高さがうかがえる」(「素晴らしい世界の国々 ガイドシリーズ2 チュニジア」・写真右 : 前掲HPより)という。また住宅中庭のモザイクも興味をひかれる。平成20年12月29日付当ブログ「チュニジア一周の旅(準備編その1)」でお話しした通り、この時代のモザイクは色石と大理石を組み合わせたシンプルなもので、このフェニキアのモザイクも例外ではない(写真下 : 前掲HPより)。
ところで、この町はどのような町であったのだろうか。「工房や店のある職人たちのエリア」があったことから分かるように、現在では「職人と商人の町」だったと考えられている。中でも当時貴重とされたカルタゴや母国フェニキアの古代紫ねティールで有名だった紫貝の染色で繁栄したと言う。
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ここでは、この遺跡を見て回るだけで十分に楽しめそうだが、観光後はチュニスに行くだけなので、出来れば遺跡の入り口にある「ケルクアン博物館」にも立ち寄りたい。ここには考古学会でも注目された、木製(糸杉)の棺があるのだ(写真 : 前掲HPより)。「これは豊穣と生殖の女神、アシュテタルテを表しているといわれ、ポエニ時代の遺品で現在まで残っているものの中で「木製」のものは世界でも例がないとされる」(「地球の歩き方 08~09 チュニジア」より)との事。
LOOKLEX Tunisia(ケルクアン)のHP
http://looklex.com/tunisia/kerkouane.htm
ウィキペディア(貝紫色)のHP
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%9D%E7%B4%AB%E8%89%B2
「貝紫とは」のHP
http://www.taniya.co.jp/2.htm
ウィキペディア(イトスギ)のHP
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AE
ケルクアンの観光を終えた後、6日ぶりに「チュニス」に戻る。ケルクアンから直線距離で南西約100km。この夜泊まるのは、前回利用した「コングレス・ホテル(旧アブナワス・チュニス)」ではなく、ホテル「アフリカ・エル・ムラディ」である。このホテルは、ハビブ・ブルギバ通りの中心に建つという最高のロケーションにある5つ星の最高級ホテルだ。設備も充実し、各国の要人やビジネスマンの利用が多いとようだ。落ち着いた雰囲気の部屋、明るいレストラン。美味しいものを食べ、ゆっくり体を休めることが出来そうである(写真 : 左から右へ : ホテル全景、フロント、客室、レストラン・アフリカ・エル・ムラディのHPより)。
アフリカ・エル・ムラディのHP
http://www.elmouradi.com/cr2.resa/ui/aba/Hotel_Detail.aspx?id=722&fromdate=12/01/2009&todate=15/01/2009&user=869&curr=1&ilng=1
(参考文献)
・「チュニジア」(チュニジア政府観光局・チュニジア大使館観光文化部)
・「地球の歩き方 08~09 チュニジア」(地球の歩き方編集室編)[ダイヤモンド・ビッグ社]
・「素晴らしい世界の国々 ガイドシリーズ2 チュニジア」(ビッグボーイ編集部編)[楽天舎書房]














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