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February 04, 2009

「ショット・エル・ジョリド(大塩湖)」を横切りドゥーズへ

チュニジア一周の旅(第10回)

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動物園を出て、次に向かったのはトズールの中心街だ。バスで約10分、メディナの西側にある「ル・リパブリツク広場」で降りた。市場を左手に見ながら、メディナを東に進む。一直線に続く壁。壁の中央には、日干しレンガを使ったデザインが施されている(写真左)。100mほど歩いて左折すると、日干しレンガで造られたゲートだ。壁にはチュニジアの絨毯を掛け、床にはナブール焼のやきものなどを陳列して販売している(写真中左・中右・右)。

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周りを見ると、建築物すべてに日干しレンガが使われている。この辺りが、観光スポット「ウルド・エル・ハデフ地区」だ(写真上段)。14世紀に建造された地区だが、現存する街並みは復元されたものだ。樹木が少ないこの地方では、木材は非常に高価である。材木として使うのはもちろん、やきものを焼くために木を使うのも贅沢なことから、木を使わないこの日干しレンガが考え出された。砂と粘土を混ぜ合わせ、適当な大きさに切り揃え、乾燥させるだけだ。この日干しレンガの街並みは美しいが、これをさらに魅力的にしているのが、壁に施された幾何学模様のデザインである(写真下段)。レンガを凹凸に組み合わせ作られるのだ。ちなみに、これと「同じような幾何学模様は、トズールを中心とするシェリド地方のカーペットのデザインにも使われている」(「地球の歩き方 08~09 チュニジア」)との事。

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10分ほどで「ウルド・エル・ハデフ地区」を通り抜け、再び「ル・リパブリツク広場」に戻ってきた。ここで約20分、自由時間になったので、市場を訪れることにした。市場も日干しレンガで造られている(写真左)。市場の中では、野菜・果物、魚介類に肉などが売られている(写真中左・中右・右)。以前お話しした、チュニスの中央市場と同じような雰囲気だ。ここで驚いたのは、やはり肉屋である。店頭に牛や羊の生首が陳列されているのはチュニスの中央市場でも見たが、ここではラクダの首も並べられているのだ(写真下段)。

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市場の中をひと回りした後、「ハビブ・ブルギバ通り」を北に向かった。銀行を探すためである。なかなか銀行を訪ねる時間が無かったので、チャンスである。先日ご紹介した、「ハンニバル将軍」がデザインされている5ディナール紙幣が欲しかったのだ。幸い直ぐに見つけることが出来た。入ったのは「STB・BANK」である(写真左・中)。面白いと思ったのは、表に出ていた営業時間の看板だ(写真右)。夏と冬、そしてラマダンの時期によって営業時間が異なるのである。冬が8:05~16:15、夏は7:30~13:00、ラマダンの時は8:30~12:30となっていた。気候と習慣に合わせて営業時間が定められているのだろう。日本とは随分異なる。無事に目的の紙幣を入手できたことは、以前お話しした通りである。

STB BANKのHP
http://www.stb.com.tn/Pages/Default.aspx

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銀行を出た時、自由時間も残り少なくなっていたので、「ハビブ・ブルギバ通り」が「ファルハット・ハシェド・ド・ラ・リベルテ通り」に突き当たるところまで歩いて、引き返すことにした。この通りに並ぶ建物も、日干しレンガで造られており、その壁には幾何学模様のデザインが施されている。モスクのミナレットも同じだ(写真)。

LOOKLEX Tunisia(トズール)のHP
http://looklex.com/tunisia/tozeur.htm

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トズール中心部の観光を終え、次に向かったのは昼食会場である「Chak Wak公園」だ。10分ほどで到着。駐車場の前には、数体の恐竜の像が並んでいる(写真)。ここはアミューズメント・パークで、我々が利用するのは、この中にあるレストランなのである。

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昼食のメニューは次の通り。
・ツナ・フレーク(写真左)
・オリーブとパン(写真中左)
・スープ・チョルバ(写真中右)
・タジン(写真右)
・ピッツア・ベルベル(写真下左)
・シャクシユーカ(写真下中)
・ミントティー(写真下右)

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食後、レストランの裏にあるナツメヤシのオアシスを散策した(写真左)。ヤシの木には、たくさんの実(デーツ)が成っている(写真中)。少し歩くと、垣根が見えてきた(写真右)。アミューズメント・パークは、この垣根の向こう側にあるようだ。20分ほどブラブラした後、バスに乗り、次の観光予定地である「ショット・エル・ジョリド」に向かった。

Le Parc Chak WakのHP
http://tozeurinfo.weebly.com/le-parc-chak-wak.html

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「チュニジア一周の旅(準備編その5)」でお話ししたように、「ショット・エル・ジョリド」は、長さ約250km、幅約20km、面積が約5,000k㎡という大塩湖だ。この広さは「福岡県」の面積(約4,971k㎡)に相当する。トズールの街からDegacheの街を通り、Mahassenの街を抜けると、「ショット・エル・ジョリド」に入る。湖の入り口近辺は、まだ塩分濃度が低いのであろう。緑が見られるが(写真左)、奥に入るに従い緑は無くなり、白く塩を吹いた景色が続くようになる(写真中左)。しかし昨日の雨のため、想像していたほど銀世界というわけではない。この道路の全長は96km、うち湖を横切る一直線の部分は約55kmある(写真中右)。我々は湖に入って15分ほど走ったところで、休憩することにした。ここにはみやげもの店が並び(写真右)、トイレもある(写真下左)。添乗員の話だと、トイレは異常に臭いとの事だったので、ここでの利用は遠慮した。道路の両脇には塩を集めて山が造られており(写真下中左)、山の頂にはチュニジアの国旗などが掲げられている(写真下中右)。15分ほど大塩湖を楽しんだ後、本日宿泊するドゥーズの街に向け、バスは出発した。まだまだ湖は続く(写真下右)。昨日の雨のおかげで湖らしい景色を見ることが出来るのだが、こうなると逆に塩で真っ白な湖が見たくなる。30分ほどで湖を抜け、さらに15分ほど走るとケビリの街だ。人口は5万人ぐらいで、我々がこれから行く人口約1万人の街ドゥーズに比べると大きい。ちなみにチュニジアの人口分布をみると、この近辺を含む内陸部には全人口の20%しか住んでおらず、残りの80%は北の海岸部に集中しているとの事。やはり温暖で、緑の多いところが良いのだ。

LOOKLEX Tunisia(ショット・エル・ジョリド)のHP
http://looklex.com/tunisia/chott_el_jerid.htm

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ケビリの街を通り、Jemnaの街を過ぎると、いよいよドゥーズである。街を歩く人々を見ていると、砂漠の民と言った感じの服装が増えてきたように思える。我々の泊まるホテルは、街の中心から南西に3kmほど離れたツーリスティックゾーンにある。ここにはラクダステーションがあるので、ラクダに乗って夜明けのサハラ砂漠観光をするのには、街の中心よりも都合が良いのだ。午後4時半頃、ホテル「エル・ムラディ・ドゥーズ」に到着した。サハラ砂漠の入り口に立つ4つ星の高級ホテルと言うだけのことはあり、豪華なロビーだ(写真左)。部屋は広く、シンプルで落ち着いた雰囲気(写真中左・中右)。いつものように入浴、資料整理を済ませ、ホテル内を散策することにした。これまでは夕食まで仮眠を取っていたが、ようやく時差ボケから解放されたようで、疲れも感じなくなっていた。ホテルのエントランス付近には、多くのナツメヤシが植えられており、チョットしたオアシスである。ホテルのゲートまで行くと、女性の警備員が立っていた。外に出ると、ラクダに乗った砂漠の民といった服装の人が通り過ぎて行く(写真右)。近くにラクダステーションがあるのだから当然かもしれないが、何か不思議な感じがした。

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午後7時から、ホテルのレストランで夕食を頂く。体調も戻り、食欲も湧いてきたので、ブッフェ形式は有難い。肉に野菜、パスタ、スープ、そしてデザートのケーキ類もたっぷり頂戴した(写真)。約1時間で夕食を終え、真っ直ぐ部屋に戻る。明日は早朝からラクダに乗ってサハラ砂漠観光である。お天気が良いことを祈りつつ、午後8時半頃にベッドに入った。

エル・ムラディ・ドゥーズ
http://www.elmouradi.com/cr2.resa/ui/aba/hotel_detail.aspx?user=869&id=700&ilng=1&curr=1


(参考文献)
・「チュニジア」(チュニジア政府観光局・チュニジア大使館観光文化部)
・「地球の歩き方 08~09 チュニジア」(地球の歩き方編集室編)[ダイヤモンド・ビッグ社]
・「素晴らしい世界の国々 ガイドシリーズ2 チュニジア」(ビッグボーイ編集部編)[楽天舎書房]



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