ブカレスト市街散策(2)
ブルガリア・ルーマニアの旅(第18回)
貨幣ぶらり旅(第161回)
第6日目[6月1日(月)](晴)
この日の出発時間は午前9:30と遅めだったので、昨日行くことができなかった場所を見るため、ホテルでの朝食を放棄し、午前6:30頃から外出した。朝食の始まる時間を待ったり、宿泊先ホテルのレストラン以外の場所に夕食を食べに行くというのが、私にとって最も時間のロスと感じられるので、最近出かけた先々では、食事をツアーから離れてとることが増えた。
午前5:30 起床
午前5:45~6:30 部屋で食事(昨日購入したフライドチキンとポテト)
午前6:35~9:25 ブカレスト市街散策
(ホテル→地下鉄M2「Universitatii」→地下鉄M2「Aviatorilor」→ヘラストラウ公園→凱旋門→スタヴロポレオス教会→コメディ劇場→旧王宮跡→ルーマニア中央銀行→CEC BANK→ルーマニア中央銀行→ホテル)
午前9:30 バスでホテルを出発
午前10:50~11:10 カルフールでトイレ休憩
午前11:35頃 プラフォヴァ渓谷辺りを走る
午後1:07~2:10 ブラショフ市内のレストラン「ROATA NOROCULUI」で昼食
午後2:20 聖ニコラエ教会
午後2:35 ツアーを離れ、自由行動をとる
(聖ニコラエ教会→スケイ門→要塞博物館→黒の教会→スファルトゥルイ広場→インフォメーションセンター(歴史博物館と同じ建物)→ホテル)
午後3:45 「アロー・パレス」ホテルに到着
午後3:50~5:10 ホテルの部屋で休憩・入浴
午後5:15~7:10 ブラショフ市街観光
(ブラショフ・シティーホール前→ルーマニア郵便局前→要塞→国立美術館前→フランシスコ修道院→ローマ・カトリック教会→黒い塔→大運河と要塞→白い塔→george baritiu大学図書館前→ホテル)
午後7:25 ホテルロビーに集合
午後7:30~9:10 ホテルのレストランで夕食
午後9:15 部屋に戻り、資料整理と再入浴
午後10:00 就寝
今朝はブカレスト市街するつもりだったので、午前5:30に起き、朝食として昨日購入したフライドチキンとポテトを部屋で頂き、午前6:30頃外出した。最初に目指したのは「凱旋門」である。昨日、他のツアーメンバーの方たちはここを訪れているのだが、私は別行動したので、ここには行っていない。歩くには少し遠いので、地下鉄を利用することにした。我々の宿泊している「インターコンチネンタルホテル」は、私のように街を歩き回るのが好きな者にとっては非常に立地が良い。「バルチェスク通り」を南に50mほど歩くと、地下鉄「Univesitatii駅」がある。階段を降りると、広いスペース(写真左)。地上の道路を横切ることが出来ないので、ここから四方好きな方向に出ることが出来るようになっている。乗車券は、自動改札機の横にあるボックスにいる駅員から購入(写真中左)。行先を言うだけで良い。私が観光客だと分かったのであろう。地下鉄路線マップも一緒にくれた。ホームに降りても、路線案内図があるので、行き先さえ決まっていれば、全く迷うことはない(写真中右・右)。私は「Pipera駅」方面行の列車に乗る。通勤時間帯なので、混雑しているが、肌が触れ合うほどではない。列車に揺られていて気が付いたのだが、通勤時間帯にもかかわらず、ネクタイに背広姿の人が一人もいないのだ。目立たないようにと思いネクタイに背広姿で来た私は、逆に目だってしまう。駅を出てオフィス街を歩いていても、ネクタイ姿の人を見かけることはない。後にこのことを地元のガイドに尋ねたところ、弁護士や銀行員などのエリート以外は背広にネクタイ姿で通勤することはほとんどないとの事。また、彼らエリートは地下鉄には乗らず、高級車で通勤するらしい。日本の常識で行動した私は、ルーマニアでは非常識だったようである。
地下鉄「Univesitatii駅」から3つ目、「Aviatorilor駅」で下車。地上に出るが、そこがロータリー(写真左)だったので、どちらに「凱旋門」があるのか分からなかったことから、歩いている人に訪ねるが、あやふやな回答しか返ってこない。通勤しているだけでは、分からないのかもしれない。私なども、地元の名所に行ったことが無く、人に尋ねられても分からないことがあった。それと同じであろう。しかし、数人の人に訪ねたのだが、皆さん違う方角を教えてくれるのには参った。しばらく歩いていると、「ヘラストラウ公園」の傍を西に一直線に伸びる道路があり、その先に「凱旋門」が見えた(写真中左)。これでようやく進む方向が定まった。公園の南側の道を500~600mほど歩くと、ようやくたどり着いた(写真中右・右)。
「凱旋門」(写真)は、「第一次世界大戦の勝利を記念して、1919年に建てられたもの。当初は、木造の漆喰塗のものだったが、1930年にルーマニアの彫刻家たちによって造り替えられ、現在のような姿になった」(「旅名人ブックス ルーマニア」より)との事。フランス・パリの「凱旋門」以外にも、ヨーロッパ各地に「凱旋門」はあるが、ここのものはかなり立派な部類に入るのではないだろうか。かつて「バルカンの小パリ」と呼ばれていただけのことはある。「凱旋門」を一周しながら、写真撮影を行う。ここで気が付いたのは、自動車の運転が乱暴なことである。信号が青に変わり、横断歩道を渡っていると、スピードは落としているが、自動車は停止せずに向かって来るのだ。左折車なので、横断者がいなければそのまま進むことは出来るのだが、私が歩いているのに停車しないのである。日本では車が停止するのを確認してから渡るのだが、こちらでは車が停止するのを待っていたら、何時まで経っても道路を横断出来ない。こちらでは車は一時停止せずに、人が渡るのを見ているようなのだ。このような場所なので、「凱旋門」の下に行きたかったのだが、無理であった。パリの「凱旋門」の場合は地下道があるので、これを利用すれば安全に「凱旋門」の下に行くことが出来るが、こちらは地下道もないので、命を賭けてまで行く気にはならなかった。
ウィキペディア・フリー百科事典(凱旋門 : 英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Arcul_de_Triumf
「凱旋門」の見学を終えたので、来た道を戻り、地下鉄「Aviatorilor駅」から「Univesitatii駅」に戻った。当初、「スタヴロポレオス教会」などを観光するつもりだったが、もう一度「貨幣博物館」が一般公開されていないことを確認するため、「ルーマニア中央銀行」(写真左)に向かった。こちらの銀行は午前8:00頃から開いているので、総合受付に行き訊ねた。すると別館(写真右)で確認してほしいとの事。ここから南に100m程の所にある。そちらの窓口を訪ねるが、博物館のことはよく分からない様子。ただ、コレクション用のコインは、午前8:45から3番窓口で受け付けるとの事だったので、再度訪問することにした。

30分以上時間があったので、すぐ南にある「スタヴロポレオス教会」(写真 : ウィキペディア・フリー百科事典(スタヴロポレオス教会 : 英語版)より)を訪れた。スタヴロポレオスとは「十字の町」の意味。この教会は、1724年にギリシャ人修道僧のイオアニキエ・ストゥラトニケアスが建てた、ルーマニア独特の後期ブルンコヴェアヌ様式(ワラキアで発展したビザンツ建築との混合様式)の建物で、ブカレストの最も古い教会のひとつである。まだ開いていなかったので、中に入ることはできなかったが、内部では美しいイコンやフレスコ画を見ることが出来るようだ。しかし、入口上部のフレスコ画は十分に楽しむことが出来た。
ウィキペディア・フリー百科事典(スタヴロポレオス教会 : 英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Stavropoleos_Monastery
教会のすぐ傍には、「コメディ劇場」(写真)がある。風刺の効いたコメディを中心に上演されているとの事。入口横には、色々な公演のポスターが貼られていたが、見るからに楽しそうだ。
午前8:45までには時間があったので、昨日訪れた「旧王宮跡」(写真)を訪ねた。今朝は露店も出ておらず、ヒッソリしていたので、かつてどのような建物が立っていたのか、しばらく想像に耽った。
そして再び、「ルーマニア中央銀行」の別館に向かう。正門から入り、セキュリティチェックの所まで来ると、先ほど受け付けてくれた女性が3番窓口まで案内してくれた。窓口の女性と話をしようとするのだが、どうも英語が苦手らしい。電話で英語のできる人を呼ぶのでしばらく待ってほしいとの事。5分程すると若い男性がやって来た。最初に博物館の件を訊ねると、やはり現在は一般公開していないとの事。次にコレクション用のコインではなく、現行紙幣の未使用分が欲しいことを伝えると、ルーマニア・レウとの交換であればOKとの事。しかし、全種類の紙幣を交換するには、手持ちのレウが不足していたので、外貨両替をしてから再度訪ねるので、その旨窓口の女性に仕えてほしいと依頼した。外貨両替は、隣の銀行で行っているので、そこに行くと良いとの事。男性にお礼を言い、すぐに外貨両替に出かけた。隣にある銀行は、「CEC BANK」(写真左)。ここで200ユーロ(828レウ)を外貨両替し、これを持って「ルーマニア中央銀行」に引き返して、先ほどの窓口で新札に引き換えてもらった(写真中 : 50レウ紙幣表・写真右 : 同裏)。予想外に時間がかかり、すでに午前9:15であった。急ぎ足でホテルに戻り、定刻の午前9:30、バスでブラショフに向かった。
(参考HP)
ルーマニア中央銀行(英語版)
http://www.bnro.ro/Home.aspx
ルーマニア中央銀行貨幣博物館(英語版)
http://www.bnro.ro/Museum-2727.aspx
ウィキペディア・フリー百科事典(ブカレスト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88
ウィキペディア・フリー百科事典(ブカレスト : 英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Bucharest
ウィキペディア・フリー百科事典(ルーマニア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2
(参考文献)
・「’09~’10地球の歩き方 ブルガリア・ルーマニア」(地球の歩き方編集室編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]
・「旅名人ブックス ルーマニア」(旅名人編集室編)[日経BP企画刊]
・「図説バルカンの歴史(ふくろうの本)」(柴宣弘著)[河出書房新社刊]































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