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July 04, 2009

第7回大阪コインショー

貨幣ぶらり旅(第162回)

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「第7回大阪コインショー」に行ってきた。会場は昨年と同じ、OMM(大阪マーチャンダイズ・マート)である。本日は初日。開場時間に合わせ、午後12:00頃に行くと、行列が出来ていた。「第7回大阪コインをショー」記念して、この会場限定で販売されるコインセット(写真)を求める人達が並んでいるのだ。当然、私もこの列に加わった。コインコレクターは年配者が多いと思っていたのだが、老若男女、合わせて200名前後の人がいた。このようなコインセットの販売により、コインコレクターが増えたのだと思い、嬉しく感じていたのだが、しばらく並んでいると、どうも様子がおかしい。並んでいる若者や女性の手には、同じ銀行の封筒に番号が振られている。そして彼らは10セットずつ購入しているのだ。10セットは、本日1回当たり1人が買えるMaxの数である。どうやら、コイン業者やブローカーのアルバイトで並んでいるようなのである。以前、何かに書かれていたのだが、財務省が発表している平成21年度の貨幣製造計画によると、50円及び5円が年間わずか100万枚となっていたことから、ミントセツトを購入して、数を確保しておこうという動機があるというのだ。今年のTICCで発行されたミントセツトの売り場に人が押しかける事態となったのも、同じ理由のようである。

財務省平成21年度の貨幣製造枚数
http://www.mof.go.jp/jouhou/sonota/kokko/21kaheikeikaku-henkou.htm


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私は例年のように2セット購入し、コイン業者のブースに行く前に、特別展示を見ることにした。今回のテーマは、「吉宗のお金~享保の改鋳~」である。展示物を見ると、大判小判に豆板銀、寛永通宝(写真上)や藩札のほか、古銭箱(写真中上)や古銭書(写真中下)などが並んでいる。この中で面白いと思ったのは、享保当時の「古銭書」と、それを基にして整理された「古銭箱」である。「第7回大阪コインショー」の案内書によると、「享保という時代は穴明銭蒐集家にとっても一大革命の時となりました。中国や安南、朝鮮から渡来していた銭貨、そして本邦上古のものを正確に分類、真贋の判別を行える古銭家が出現し、それを示す書籍が出版されるようになりました。その主たる人達は大阪が中心であり、京、尾張、江戸へと伝わっていきます。「銭を商う」いわゆる古銭を売買する商人が出現したのもこの時期だと伝わっています。好事家が競って珍、稀品を求めるようになり、当然のことながら贋物も大量に出現しました。この商人と蒐集家が並び立って今日の貨幣収集会の基礎を築いたのです」との事。また、「砂金一両包」(写真下)も目を引いた。同案内書によると、「この物の出自は西国のものですが、このようなものが三貨以外でも流通していたことを示す興味深いものと申せましょう」との事。

ジックリ展示を拝見した後、各コイン業者のブースを廻った。欲しいと思うコインが少なかったので、今回は、書籍の方が多くなってしまった。購入したのは、次の通り。

(書籍)
・「貨幣研究NO.4」(1975年・貨幣文化協会刊)
・「貨幣研究NO.6」(1976年・貨幣文化協会刊)
・「貨幣研究NO.8」(1976年・貨幣文化協会刊)
30年以上前に発行された雑誌だが、「マリアテレジアの貨幣発行」や「ローマ帝国とギリシャを起源とする貨幣とビザンツ貨幣発展の関連についての見解」、「フランス貨幣制度史」など、テーマが面白く、今後の研究にも役立つのではないかと思い購入した。
・「外国コイン研究NO.32」(外国コイン研究会刊)

(紙幣・コイン)
・「フィンランド・ユーロコインセット」
2007年銘から、ユーロ・コイン独自面に国名表示を実施したのだが、当面フィンランドに行く予定が無いため。ベルギーも欲しかったのだが、売り切れのため入手できなかった。
・「ブルガリア100レヴァ紙幣」
先日ブルガリアを旅した際、入手し忘れていたため。少々高くついた。
・「ルーマニア2,000レイ記念紙幣」
先日旅したルーマニアで、1999年に発行された記念紙幣だったので、面白いと思い購入した。

オープンから約3時間、楽しい時を過ごす事が出来た。
「第7回大阪コインショー」は7月5日(日)の午後4:00(入場は午後3:00まで)まで。本日4日(土)は、午後1:30から関西古泉研究会の吉田昭二氏による、展示品の説明会が行われる。コレクターだけでなく、歴史に興味のある方にもお薦めしたい。また今年も「造幣博物館」が特別開館しているので、そちらも訪ねてみてはいかがだろうか。4月にリニューアルしているので、かって行ったことのある方でも、何か新しい発見があるかもしれない。

貨幣商組合(第7回大阪コインショー)のHP
http://www.jnda.or.jp/event/7omm.html
造幣局(特別開館)のHP
http://www.mint.go.jp/plant/special/090608.html

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