« ドーハ市内観光(その1) | Main | シリア・ダマスカスへ »

October 11, 2009

ドーハ市内観光(その2)

シリア・ヨルダンの旅(第4回)

Dsc09407Dsc09411Dsc09416Dsc09417

競馬場の次に向かったのは、ドーハの中心部にあるスークである。競馬場から北東へ10kmほど離れている。アル・ワブ通りを真っ直ぐに走る。郊外なので十分に開発されておらず、砂漠のような空地がまだまだ残っている(写真左)。何気なく周りを走る車を見ていると、ナンバープレートが面白いのに気が付いた。アラビア数字とローマ数字が併記されているのだ(写真中左)。前を走る車のアラビア数字を見て何番になるのかを考えローマ数字を見ていると、アラビア数字が読めるようになってきた。以前、お札やコインに書かれている数字を見るたびにローマ数字との対照表を見ていたのだが、もう必要はない。予想外の場所でアラビア数字を覚えることができたことに、少し嬉しくなった。ドーハ中心部の西500m当たりの所に来ると、アルジヤジーラの本社が見えてきた。ご存知の通りアルジャジーラは、アルカーイダから送付されたオサマ・ビンラディン容疑者のメッセージの映像を独占放映したり、アフガニスタン国内から戦争実況を中継したりなどの報道活動により一躍注目を集め、「中東のCNN」と形容された放送局である。1996年に開局。現在アラビア語と英語でニュースを流している。日本にいると、アルジャジーラは反米の放送局、イスラムテロリストを支援する放送局のようなイメージを持ってしまうかもしれないが、欧米中心の視点ではなく、アラブ・イスラム中心の視点で報道を行っているに過ぎないのだ。中東情勢を公平に判断するには、我々日本人もアルジャジーラの放送を見る必要があるのではないだろうか。下車観光ではなかったため、バスの中からアルジャジーラ本社の写真を撮ったのだが、壁だけしか写せないという残念な結果になってしまった(写真中右・右)。

ウィキペディア・フリー百科事典(アルジャジーラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%A9

Dsc09421Dsc09427Dsc09430Dsc09434Dsc09436Dsc09444Dsc09447Dsc09449

アルジャジーラを通り過ぎ、しばらくすると高層ビル群が見えてきた(写真左)。どのルートを走ったのかハッキリしないが、手元にある写真とグーグルアースの地図とを比べてみると、どうやらアルジャジーラの前を通り過ぎたのち北に進み、マジリス・アル・ターウォン・ストリートを走り、シティーセンターのある新市街を通り、海岸沿いのアル・ルメイラ公園を見ながらアル・コルニーシュ・ストーリーを抜けて、ドーハ中心部にあるスークに向かったものと思われる。広いスペースでゆとりを持って建てられた高層ビル群を見ていると、東京や大阪のような狭苦しさはない(写真中左・中右・右)。これだけを見ていると、砂漠の国であることを忘れてしまいそうであった。これらの高層ビルは8年ほど前から建て始められたという。彼らの開発は今後も続く予定で、石油や天然ガスなどの資源枯渇後を睨んでのこと。高層ビル群を抜けた後、海岸沿いを走ると、ピラミッドのような建物が見えた。「シェラトン・ドーハー・ホテル」である(写真下左)。さらに進んでカタール国立劇場の前を通り、アル・ルメイラ公園の横を走る(写真下中左・下中右)。海岸沿いに整備された公園。まるでマリン・リゾートに来たみたいである。公園を過ぎると官庁街だ。内務省や大統領官邸(写真下右)、外務省の建物を通ると、間もなくスークに到着した。

Dsc09455Dsc09458Dsc09461Dsc09451

ドーハのスークには布地スークとスーク・ワキーフの2カ所があるが、我々が訪れたのは後者の方である。ここでは布地だけでなく、スパイス、香水、菓子、鍋釜などを売る店が並び、内部は迷路のようになっている(写真左・中左)。このスーク、昔の街並みは再現されているが、火事で再建されたものだという。30分ほどの見学時間がとられたので、私はグループを離れて一人でスーク内を歩き回った。目に着いたのは金の装飾品を売るお店と女性用の衣装を売るお店だ。どちらも女性客がおり、写真を撮ることができなかったので映像でご紹介できないが、どちらも光り輝いており、きらびやか。何軒も続いているので、見事としか言いようがない。アラブの女性達は、地味な黒いベールの下に、色鮮やかできらびやかな衣装を着用、ゴールドの装飾品を身につけているのだろうか。しばらく歩いていると、男性用の衣装を売るお店があった。外からお店を覗いていると、店員が私を招き入れた。お店の広さは十畳ぐらいか。中には男性店員が2人。一人はミシンの前に座り、衣装作りに精を出していた。アラブの男性が着ている衣装に興味があったので、もう一人の店員に訊ねると、メジャーを取り出し、肩のあたりから足のくるぶし辺りまでの長さを計測、棚に並ぶ数多くの中から私の身長に会うサイズのものを出してくれた。アラブ人男性が身につけている白い衣装は「ディシュダッシュ・アラビー」と呼ばれており、この下には白いズボンも着用するという。値段を尋ねると、1着22米ドルとの事。相場が分からなかったので、ガイドに尋ねるため一旦お店を出るが、スークの道に迷い、もう一度このお店に戻ることはできなかった。店員さん、ごめんなさい。集合時間が近づいて来たので待ち合わせ場所に向かおうとするが、どちらの方角に進めば良いのかよく分からない。少々焦り始めたが、スークの外に出ればわかるだろうと思い、明かりのある方に向かう。するとそこはスークの中庭のような場所で、オームなどの鳥を売るお店が並んでいた(写真中右)。迷子になっていたので、ますます焦るが、一旦深呼吸。太陽の位置を確かめて歩きはじめると、無事、予定時刻前に集合場所にたどり着くことができた(写真右)。集合時間を過ぎても、まだメンバーの半分ほどしか集まっていなかったので、それほど焦る必要もなかったようだ。

Dsc09464Dsc09466Dsc09473Dsc09480Dsc09476Dsc09481Dsc09478Dsc09483

ドーハ観光の最後は、ダウ船ハーバーである。スークの北、約500mに位置する。スークを出てすぐに、カーバ神殿を思わせるような立派な建物が目に飛び込んできた。カタール中央銀行である(写真左)。ここから数分でハーバーに到着した。途中、大きな真珠貝のレプリカがあった(写真中左)。これは、かつてドーハの主産業が真珠の採取であったことを記念してのものである。海は青く美しい(写真中右)。下水処理も充実しているのであろう。生活用水による汚れは感じられない。対岸には、先ほど通り抜けた新市街の高層ビルが見える(写真右・下左・下中左)。港には数多くのダウ船が停められているが、私が描いていた、かつてペルシャ湾と東アフリカ等で商業航海をしていたダウ船のイメージとは異なっていた。現在は船外機や船内機を動力として用いているものが多く、主にクルージングを楽しむためのアクティビティ用として使用されているようだ(写真下中右・下右)。

カタール中央銀行(英語版)
http://www.qcb.gov.qa/english/pages/default.aspx
ウィキペディア・フリー百科事典(ダウ船)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6%E8%88%B9


Dsc09503Dsc09505Dsc09507Dsc09510

午前10:30、約4時間にわたるドーハ観光は終了した。ご紹介が遅れたが、ガイドはラーヅさん(男性)でネパール人、バスの運転手はマルメールさん(男性)である。空港まで運んでもらい、彼らとはここで別れた。我々が次に乗る飛行機は、QR436(ドーハ13:15→ダマスカス16:15)である。まだ2時間以上あったので、ラウンジに向かうことにした。出国手続きを終え、エコノミークラスの方達とは別のバスに乗り、ファーストクラス用のラウンジのあるターミナルに移動した。ここからダマスカスまでの飛行機の座席は、ビジネスクラスは無く、ファーストクラスとエコノミークラスだけなのだ。ターミナルにはビジネスクラス用のラウンジもあるのだが、ファーストクラス用のラウンジに案内された。以前トルコに行く際カタール航空を利用したが、この時はターミナルが工事中であり、ラウンジも狭く、座る場所がないくらい混雑していたのを思い出した。現在はエコノミークラスとターミナルを分け、ファーストクラスとビジネスクラスも分かれ、しかもどちらもかなり広いスペースを取っている。これだけ広いと、混雑していても相席になることはないだろう。今回のツアーメンバーのうち、私以外にビジネスクラスを利用しているのは、福岡から来たご夫婦だけ。搭乗開始時刻までの約2時間、彼らとお話しをしながら過ごした。


« ドーハ市内観光(その1) | Main | シリア・ダマスカスへ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53560/46456225

Listed below are links to weblogs that reference ドーハ市内観光(その2):

« ドーハ市内観光(その1) | Main | シリア・ダマスカスへ »