台北市散策(その2 : 台湾中央銀行・中正紀念堂)
台湾の旅(第8回)
「総統府」の写真撮影を終え、次の目的地である「台湾中央銀行」へと南に歩いた。「司法院」(写真左)や「法務部」(写真中)の前を通り、「愛国西路」に出たところで左折して東に進む。300mほど歩いたところで、左手に「南門(麗正門)」(写真右)が見えた。さらに「財務部」(写真下左)の前を過ぎると、「台湾中央銀行」(写真下中・下右)である。銀行の建物の前にいる警備の人に、貨幣博物館はないのかと尋ねると、東に100mほど行ったところに受付があるので、そこで聞いてほしいとの事。
指示された通り東に向かうとゲートがあり、左手に小さな建物があった。これが受付だろうと思い中に入ると、可愛らしい女性が座っていた。貨幣博物館はないのか、また現在使われている紙幣に関するリーフレットはないのかの2点について訊ねると、貨幣博物館についてはないとの事。現在検討中だとも言っていた。これまでに私が訪れた世界各国の貨幣博物館についてお話しすると、身を乗り出して聞いていた。リーフレットについては、担当のものにここまで持って来させるので、しばらく待ってほしいとの事であった。4~5分ほどすると、担当の方が部屋に入ってきたのだが、予想に反して非常に若い男性職員で、上手な日本語を話す。50元から2,000元までのリーフレット計6枚を頂戴した後、200元札が手に入らないことを話すと、台湾銀行に行けば必ずあるとの返事。しかし私が台湾銀行に行ったが無かったと言うと、絶対にそんなはずはないとの事。そのようなことをお話した後、お礼を言って部屋を出ると、彼もついて来て、私を門の前まで見送ってくれた。
台湾中央銀行
http://www.cbc.gov.tw/mp2.html
「台湾中央銀行」を離れ、続いて道路を隔てた北側に建つ「中正紀念堂」(写真左)を訪ねた。この「紀念堂」は、故蒋介石総統を記念して建てられたモニュメントで、1980年3月(民国69年3月)に完成した。ここは植民地時代の日本軍軍用跡地で、敷地面積は25万㎡あり、敷地内には、本堂のほかに「国家戯劇院」(写真中)や「国家音楽院」(写真右)などが併設されている。私は正面からではなく、「国家戯劇院」の西側を通って敷地内に入った。左手には、「自由廣場門」(写真下左)が建っている。広場では何かの行事が行われており、一部立ち入ることができないエリアが設けられていた。アドバルーンを揚げるなど、何か楽しそうだ(写真下中、下右 : 航空写真はウィキペディア・フリー百科事典[中正紀念堂]より)。
「自由廣場門」の対面、東側に建つのが「中正紀念堂」(写真)である。青い八角形の二重屋根に白い壁、中国の伝統的な宮殿陵墓式建築だ。「中正紀念堂公式HP(日本語版)」によると、「屋根が八角形なのは「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」の八德を象徴しているためです。また「人」の字が重なって天に達するように見える設計は「天人合一(天と人が一つになる)」という中国思想の反映です。二重のひさし(簷)は中国語で「複簷」と呼ばれますが、この『複』は『復』と同音で中華の復興と大陸の回復という目標を表わします。屋根は北京の天壇を模して造られ瑠璃瓦は青色。壁は白色の大理石。記念堂前の伝統図案による花壇。これらは「自由、平等、博愛」を象徴する青天白日と地に満ちる赤色と一致します」との事。
色々な彫刻の並ぶ広場を東に進み、89段の階段を上って「中正紀念堂」に入る(写真左)。89段は、蒋介石が亡くなった年齢である89歳に合わせてあるという。「中正紀念堂公式HP(日本語版)」によると、「記念堂のメインフロアには故蒋介石総統の銅像が安置してあります(写真中・右)。台座には蒋介石の遺言が刻まれており、像の上方には倫理、民主、科学、すなわち三民主義の本質であり蒋介石の基本政治理念が記されています。また両側には蒋介石の名言である:「生活の目的とは人類全体の生活の向上にあり」、 左は「生命の意義は宇宙を継続する生命の創造にある」という言葉が刻まれています」との事である。
しばらく見学した後、テラスを一回りして(写真左)、南門から出るため階段を降りた。1階に色々なお店が入っていたので、見て廻っていると、大きな足音が聞こえて来た。子供が遊んでいるのだろうと思い無視していたのだが、その後も規則正しく足音が聞こえて来たので、不思議に思い振り返ると、衛兵が2人歩いていた(写真中・右)。これから交代式があるのだ。彼らは1階から規律に従って歩き、メインフロアで交代するのだ。ところで、彼らは階段を上って行くのだろうか。否。エレベータで上がるのである。それに気が付いた私は、交代式を見るため、急いで階段を駆け上り、メインフロアに戻った。すると先ほどとは異なり、ロープが張られ、多くの人が見学のために集まっていた。しばらくすると、先ほどの衛兵が現れた。その後約15分、交代式は続いた(写真下段)。
ウィキペディア・フリー百科事典(中正紀念堂)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%AD%A3%E7%B4%80%E5%BF%B5%E5%A0%82
中正紀念堂公式HP(日本語版)
http://www.cksmh.gov.tw/jp/index.php
「中正紀念堂駅」で衛兵の交代式を見た後、再び広場を通り、MRT「中正紀念堂駅」に向かった。次は「国父紀念館」に行くつもりだったのだが、その前に200元紙幣を手に入れたかったので、台湾銀行に立ち寄ることに予定を変更。MRTに乗り、「台北車站駅」で板南線に乗り換え、「忠孝敦化駅」で下車。「国父紀念館」に行くのであれば、次の「国父紀念館駅」で降りた方が便利なのだが、「台湾銀行(忠孝分行)」は「忠孝敦化駅」の方が近いのだ。
ウィキペディア・フリー百科事典(台北捷運[MRT] : たいぺいしょううん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E5%8C%97%E6%8D%B7%E9%81%8B
Metro Taipei(台北捷運公司)のHP(英語版)
http://english.trtc.com.tw/MP_122032.html
台北捷運[MRT]のルートマップ
http://english.trtc.com.tw/ct.asp?xItem=1056373&CtNode=27496&mp=122032
地上に出ると、敦化南路一段の北側に「台湾銀行(忠孝分行)」(写真)が見えた。やはり本店とは違い、建物も普通の銀行と変わらない。店内に入ると、日本の銀行と同じような感じだ。しかし現金を出し入れするハイカウンターには、防弾と思われるガラスが張られていた。台湾元を崩したいのでどこに行けば良いのかと尋ねると、2Fに案内してくれた。窓口で200元札が欲しいと言うと、隣の席に座っていた若い男性職員が日本語で話しかけて来た。私が直ぐに日本人であることが分かったという。理由を聞いてみると、”おじぎ”をするからとの事。普段の仕草が自然に出るのであろう。以前、どこかの国でも同じような理由で日本人だと分かったと言われたことがある。
ところで、彼は私が200元札を求めた理由を直ぐに察し、ではなるべく新券をお渡しするようにしますと言ってくれた。先ほど台湾銀行の本店で200元札が手に入らなかったことを話すと、不思議だと言っていた。私の想像だが、外貨両替のセクションには無かったということなのかもしれない。彼のおかげで、200元札だけでなく、100元札など他の紙幣も新券を手に入れることができた。これで台湾の現行紙幣とコインは、全種類入手したことになる。お礼を言って支店を出る。
ここから、次の目的地である「国父紀念館」へは、700~800mなので、敦化東路四段沿いに東に向かった。この通りが、このあたりのメイン道路になるのであろう。商業ビルが並び、多くの人で混み合っていた(写真左)。200mほど歩くと、「ユニクロ」の看板が見えたので、立ち寄ってみた(写真中)。店内の造りは、日本と変わらず、商品も同じような構成だが、日本よりも少し値段が高いように思えた。「ユニクロ」は、「明曜百貨」の1Fに出店している一店舗にすぎなかったので、他のフロアも見るため、エレベータで上の階に上がった(写真右)。店舗内を一回りしてみたのだが、日本の地方百貨店と言った雰囲気である。
お店を出て、さらに東に進むと、「マクドナルド」(写真)があった。時計を見ると12:20を指しており、お腹も少しすいていたので、ここで昼食をとることにした。ハンバーガーとフィレオフィッシュ、コーラ(小)を注文。129元である。ほぼ日本と同じか、やや安いぐらいの値段だ。ツアーのメンバーは、今頃「故宮晶華」で点心を食べているのだろう。しかしそれを放棄してでも一人歩きする方が、私にとっては楽しいのだ。20分ほどで食事を終え、「国父紀念館」に向かった。
(参考文献)
・「地球の歩き方 ‘11~’12 台湾」(地球の歩き方編集室)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]






























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































