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February 22, 2012

サーサーン朝ペルシャ帝国のコイン(ヴァラーシュⅠ世)

マイ・コイン・コレクション(第92回)

今回ご紹介するのは、サーサーン朝ペルシャ帝国の19代目君主「ヴァラーシュⅠ世」(在位 A.D.484-488)の1ドラクマ銀貨である[「THE ANCIENT & CLASSICAL WORLD 600B.C.-AD.650」NO.1002]。

直径 : 2.8~3.0cm
品位 : 不明
量目 : 4.10g。

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[表面](写真左)
鉢巻をしめ、金球を包む新月形を戴く城壁冠を被り、長い髭を蓄え、鬚・髯を顎に沿って紐で縛り、巻毛の頭髪を波打たせ、頸飾・耳飾をして、上着を着た王の右向き肖像のデザイン。国王の両肩からは、クシャーン朝の貨幣に見られるような火焔が吹き出ている。
銘は右側に、パフラヴィー文字で「幸多い、ヴァラーシュ」と書かれ、二重の連珠文縁飾りがある。

[裏面](写真右)
三角形の聖火を伴う拝火壇と、その両脇に金球を戴く王冠を被って立つ王候(※)が描かれ、聖火の右に三日月、左には星が打たれている。銘は右側に発行地略号が、左側に発行年数が書かれているようだ。

(※)この王候像については、左は王自身で右は神とする説や、両者とも王または神官とする説など諸説ある。


第18代君主「ペーローズⅠ世」(在位459-484)の死後、貴族達に推挙され、「ヴァラーシュⅠ世」は帝位に就いたが、その後間もなく、エフタルの庇護を受けた「ペーローズⅠ世」の息子「カワードⅠ世」に帝位を奪われた。


ウィキペディア・フリー百科事典(ヴァラーシュⅠ世[Balash[Valkash]Ⅰ : 英語版])
http://en.wikipedia.org/wiki/Balash

ウィキペディア・フリー百科事典(サーサーン朝)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%9C%9D


<これまでにご案内したサーサーン朝ペルシャのコイン>
サーサーン朝ペルシャのコイン(アルダシールⅠ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2009/09/post-6eeb.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その2 : シャープールⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/2-7ddf.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その3 : オフルマズドⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/3-0738.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その4 : バフラームⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/4-cedd.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その5 : ボーラーン)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/5-118d.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その6 : ホスローⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/6-8246.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その7 : アラブ・サーサーン貨)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/7-885a.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その8 : ペローツ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/8-c7f2.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その9 : オフルマズドⅣ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/9-b836.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その10 : バフラームⅤ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/10-a270.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その11 : オフルマズドⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/11-940c.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その12 : ホスローⅠ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/12-6054.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その13 : バフラームⅣ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/13-2df8.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その14 : アルダシールⅢ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/04/14-258a.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その15 : シャープール1世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2012/02/15-1-32d0.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その16 : カヴァード1世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2012/02/post-3b52.html

(参考文献)
・「サーサーン朝ペルシアのコイン ―王の肖像が語る歴史と文化―」(岡野智彦ほか編)[中近東文化センター刊]
・「ペルシャ文明展 ―煌く7000年の至宝―」(大津忠彦ほか監修)[朝日新聞社・東映刊]
・「THE ANCIENT & CLASSICAL WORLD 600B.C.-AD.650」(Michael Mitchiner著)[Hawkins Publications刊]
・「ANCIENT COIN COLLECTING Ⅳ」(WAYNE G. SAYLES著)[KRAUSE刊]
・「西域の古代貨幣」(渡邊弘著)[学研]


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February 21, 2012

「東日本大震災復興事業記念貨幣」のデザイン募集

「東日本大震災復興事業記念貨幣」のデザイン募集

本日、造幣局より、「東日本大震災復興事業記念貨幣の発行決定及びデザインの公募を開始します」との発表があった。

先日お話ししたように、政府は、東日本大震災からの復興事業を、国民的事業として記念するため、平成27年度に、一万円の記念金貨及び千円の記念銀貨を発行することを決定した。

本記念貨幣は四次にわたって発行されるが、今回デザインを募集するのは、第二次発行分から第四次発行分の図柄についてである。

なお、第一次発行分のデザインは、すでに造幣局が作成したものに決まっており、金貨・銀貨それぞれ次のとおりである。

① 一万円金貨(純金、量目 : 15.6g、直径 : 26.00mm)
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(表面)復興特別区域の地図とハト(写真左)
(裏面)奇跡の一本松とハト(写真右)

② 一千円銀貨(純銀、量目 : 31.1g、直径 : 40.00mm)
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(表面)大漁船と稲穂(写真左)
(裏面)奇跡の一本松とハト(写真右)

詳しくは、造幣局のHPをご覧願いたい。
http://www.mint.go.jp/reconstruction/pdf/20120221.pdf

(関連HP)
財務省(個人向け復興応援国債及び東日本大震災復興事業記念貨幣(仮称)を発行します)
http://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/houdouhappyou/231206fukkououen
2011年12月24日付当ブログ「復興応援国債と1万円金貨」
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/12/1-a94a.html


February 20, 2012

第32回おおさか大収集まつり

貨幣ぶらり旅(第196回)

2月17日(金)から19日(日)まで開催されていた、「第32回おおさか大収集まつり」に行って来た。今回は、初日と2日目に会場を訪ねたのだが、いずれもコレクターで混雑していた。

私の目当ては、外国コインを専門に扱う貨幣商である。彼らは東京に店舗を構えているので、普段直接会う機会は少ないからだ。カタログを送ってもらっているので、どのような商品を持っているのか、ある程度は分かっているが、しかしそれがすべてではないし、その後に入荷した商品もあるからだ。また、彼らと話をすることで、新しい情報を手に入れることができるという面もある。

ところで今回の成果は、コイン4枚と書籍4冊。

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① イギリス東インド会社「ヴィクトリア女王・1モハール金貨」(1841年)[写真左]
② 古代ギリシャ・アテネ「ふくろう・テトラドラクマ銀貨」(455-459B.C.)[写真右]
③ 天保二朱金
④ ササン朝ペルシャ「バラーシュ一世・1ドラクマ銀貨」
⑤ 藩札図録
⑥ 外国コイン研究(2011年12月号)
⑦ 銭籌(竹幣について書かれた本)
⑧ 旧満州国貨幣図鑑

なお、今回手に入れたコインについては、後日、「マイ・コイン・コレクション」で紹介する予定。

第32回おおさか大収集まつり
http://www.jnda.or.jp/event/midou32.html



February 19, 2012

ワッハ上方」(大阪府立上方演芸資料館)

「ワッハ上方」(大阪府立上方演芸資料館)

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「ワッハ上方」(大阪府立上方演芸資料館)に行ってきた。「NGK(なんばグランド花月)」の西側、ジュンク堂書店の入るビルの4Fにあり、落語、漫才、講談、浪曲など、上方喜劇に関する資料が展示・保管されている。

またここには「上方亭」(写真左)という小さな舞台があり、ここで吉本の若手芸人が、お笑い芸を披露している(写真右)。ひと組3分ぐらいの持ち時間で、コントや漫才などを演じているのだが、私のようなお笑い大好き人間から見ると、なにか痛々しく感じられた。若い人たちは爆笑しているのだが、わたしは素直に笑えなかったのだ。

何故か? まだ私にも分析できていないのだが、一発の笑いを狙い過ぎているのではないかという気がした。小道具を使ったり、派手な動きで受けを狙うのではなく、正統派のしゃべくりで笑いを取ってほしいように思う。しかしこのように感じるのは、私が年をとったからなのかもしれない・・・・。

大阪府立上方演芸資料館「ワッハ上方」
http://www.wahha.or.jp/


February 18, 2012

アケメネス朝ペルシャのコイン

マイ・コイン・コレクション(第92回)

今回ご紹介するのは、アケメネス朝ペルシャ時代に造られた、「ダリック金貨」と「シグロス銀貨」である。

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2009年9月8日付当ブログ「世界最古のコイン」でお話しした通り、世界初のコインは、リディア王国で発行された「エレクトロン(エレクトラム貨)」である(写真)。しかしリディア王国が、ペルシャの大王「キュロス二世」(在位B.C.550~529)に滅ぼされると、「エレクトロン貨」も終わりを告げた。
ペルシャが独自の貨幣を発行したのは、第四代大王「ダレイオス(ダリウス)一世」(在位B.C.522~486)の治世になってからである。しかしそれまでの間も、全く貨幣の鋳造が行われていなかったわけではなく、ライオンと牛をデザインした、リディアの模倣貨は造られていたようだ。

ペルシャ独自のコインとして発行されたのは、冒頭でも触れたように、「ダリック金貨」と「シグロス銀貨」の2種類である。いつ頃から造られたのか、ハッキリした年数は分からないが、B.C.515~490年頃と言われている。

金貨、銀貨とも、概ねデザインは同じで、初期タイプのものは弓を射ている姿が、後期タイプ(大王「クセルクセス一世」[在位紀元前486年-紀元前465年]以降)は弓と槍、または短刀を持って走っている様子が刻まれている。
※最近は、前期と後期に分けないという説が有力になるつつあるという。

以下、個別のコインについてお話しする。なお、写真はどちらも後期タイプである。


「ダリック(ダレイコス・スターテル)金貨」(写真左 : 表面、右 : 裏面)
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縦径 : 1.7cm
横径 : 1.4cm
厚さ : 0.3cm
量目 : 8.3g
品位 : 97/100

金貨の鋳造権は、国王が独占していた。当初は純金に近い金貨を造っていたが、小量の卑金属を加えると堅牢度が増して寿命が長くなることが分かった後は、2~3%の卑金属が加えられるようになった。

当時、貨幣経済が発達していたのは、ギリシャと小アジアの西部地区だけで、東部諸州では、まだ自然経済(物々交換)の域にとどまっていた。そのため、金貨が用いられたのも、専ら「戦費」や「ギリシャ各国の買収資金」として用いられていたようだ。ちなみに、兵士一人の一カ月の給与として、1.5ダリックが支払われていたという。

なお「ダリック」と呼ばれるのは、大王「ダレイオス(ダリウス)一世」の名によるものではなく、古代ペルシャ語のダリ(金)に由来すると言われている。


「シグロス(シグロス・メディコス)銀貨」(写真左 : 表面、右 : 裏面)
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縦径 : 1.4cm
横径 : 1.5cm
厚さ : 0.5cm
量目 : 5.4g
品位 : 90/100

当時の金銀比価が、およそ1 : 13だったので、1ダリックは20シグロスに相当した。ダリック金貨のところでお話ししたように、金貨鋳造権は国王が独占していた。しかし銀貨については、各州にも鋳造を認めていたことから、銀貨の規格は必ずしも同じではなかったという。


なお、このほかに銅貨も造られていた。銅貨12個でシグロス銀貨1個に相当したようだ。


ウィキペディア・フリー百科事典(アケメネス朝)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B1%E3%83%A1%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%9C%9D
ウィキペディア・フリー百科事典(キュロス二世) (紀元前550年-紀元前529年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AD%E3%82%B92%E4%B8%96
ウィキペディア・フリー百科事典(ダレイオス一世) (紀元前522年-紀元前486年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%B91%E4%B8%96
ウィキペディア・フリー百科事典(クセルクセス一世) (紀元前486年-紀元前465年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B91%E4%B8%96
2009年9月8日付当ブログ「世界最古のコイン」
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2009/09/post-60ac.html

(参考文献)
・「世界の歴史的金貨」(バートン・ボブソン著)[国書刊行会]
・「西洋貨幣史」(西洋貨幣史・上)[国書刊行会]
・「文明の血液」(湯浅赳男著)[新評論]
・「MONEY A HISTORY」(Catherine Eagleton他著)[Firefly Books]


February 17, 2012

一円玉、43年ぶりに製造なし

一円玉、43年ぶりに製造なし

2012年2月17日(金)16時58分に配信された「共同通信」によると、

「独立行政法人造幣局は17日、2011年は一般に用いられる一円玉、五円玉、五十円玉の製造がなかったことを明らかにした。市中への流通向けの一円硬貨が製造されなかったのは43年ぶりで、五円と五十円硬貨は2年連続。コンビニなどで電子マネーによる決済が広がり、少額硬貨の需要が減少していることが背景にある。硬貨は財務省が毎年、製造計画を決め、造幣局で製造している」との事。

現行コインコレクターにとっては、衝撃的な話である。年号別ファイルの穴を埋めるには、ミントセットから抜き取るしかないようだ。

造幣局のHP(年銘別貨幣製造枚数)
http://www.mint.go.jp/data/pdf/nenmeibetsu_23.pdf


February 16, 2012

明日から「第32回おおさか大収集まつり」

明日から「第32回おおさか大収集まつり」

明日、「第32回おおさか大収集まつり」が始まる。全国から貨幣商が36社集まるので、私の欲しいコインが見つかるかもしれない。

しかし、円高なので外国コインが安く手に入ると思っていたら大間違いである。ヨーロッパの金融不安からコインにお金が流れているため、コンディションの良いものはどんどん値上がりしているのだ。

自国が破綻しても、一枚数百万~数千万円するコインを数枚ポケットに入れ、他の国に出かけてオークションにかける。そして現地のお金を手にすれば安泰というわけだ。そのため、円高でもなかなか状態の良いコインを安く手に入れるのは難しい。

それでも何かいいものが見つかるかもしれない、という期待を持って明日は出かけることにする。


「第32回おおさか大収集まつり」
http://www.jnda.or.jp/event/midou32.html


February 15, 2012

元勤務先OB会関西支部の「新春懇親会」

元勤務先OB会関西支部の「新春懇親会」

元勤務先OB会関西支部の「新春懇親会」に出席した。約35名の参加。上は80歳代から、下は50歳代まで。それ以外に、関西地区の部店長10名も来てくれた。

午後6:00~8:00までの2時間であったが、楽しく過ごすことができた。元上司や諸先輩方と過去の思い出を語る一方で、現役支店長たちから、現状や将来の展望について聞かせて頂くなど、隠居の私としては生の情報を得ることができ、非常に有意義でもあった。

半年に一度開催されるので、今後もできるだけ参加したいと考えている。



February 14, 2012

平成23年銘現行コインの発行枚数について

平成23年銘現行コインの発行枚数について

昨日13日、造幣局から平成23年銘現行コインの発行枚数が発表された。
各コインの発行枚数は次の通り。

1円・・・・・・・456千枚 (平成22年銘 : 7,905千枚)
5円・・・・・・・・456千枚 (平成22年銘 : 510千枚)
10円 ・・・255,936千枚 (平成22年銘 : 328,905千枚)
50円・・・・・・・456千枚 (平成22年銘 : 510千枚)
100円・・・・178,936千枚(平成22年銘 : 67,905千枚)
500円・・・301,936千枚 [記念貨幣を除く] (平成22年銘 : 406,905千枚)

23年銘については、1円の激減ぶりが目立つ。

造幣局のHP(貨幣の発行枚数)
http://www.mint.go.jp/data/pdf/nenmeibetsu_23.pdf

期間の取り方は違うが、昨年末に発表された平成23年度の貨幣製造枚数(改定値)と比べると、今回はそれほど大きく違わないようだ。

1円・・・448千枚(12月発表 : 552千枚減)
5円・・・448千枚(同上 : 552千枚減)
10円 ・・240,000千枚(同上 : 変わらず)
50円 ・・448千枚(同上 : 552千枚減)
100円・・250,000千枚(同上 : 変わらず)
500円・・310,740千枚(同上 : 1,860千枚減)

平成23年12月27日付財務省HP(平成23年度の貨幣製造枚数[改定値])
http://www.mof.go.jp/currency/coin/lot/2011kaheikeikaku-henkou.htm

最近、お釣りで平成23年銘のコインをもらうようになったが、それらは10円、100円、500円であった。今回の発表枚数を見ると、1円、5円、50円が無かったことに納得。


February 13, 2012

Face bookページに、「貨幣博物館」をオープン

Face bookページに、「貨幣博物館」をオープン

今年になって、今話題のFace bookを始めた。最初に個人のページを開設し、次に友人を募る。すでにFace bookを始めていた知人などが「承諾」してくれたおかげで、現在「友達」の数が50名を超えた。

当初、使い方が分からず、少し戸惑ったが、最近はかなり慣れてきたので、個人とは別にFace bookページを使い、「貨幣博物館」を始めた。と言っても、まだこのブログで取り上げたコインの写真を並べただけである。これからこれらの写真にコメントを付け、整理していくつもりだ。

いつ頃完成するかわからないが、あせらずに進めていきたいと思う。
なお、、このブログはこれからも続けていくし、こちらがメインであることに変わりはない。念のため申し添えておく。

貨幣博物館
http://www.facebook.com/coinkun


February 03, 2012

サーサーン朝ペルシャのコイン(その16 : カヴァード1世)

マイ・コイン・コレクション(第91回)

今回ご紹介するのは、サーサーン朝ペルシャ帝国の20代目君主「カヴァードⅠ世」(在位 A.D.488-497・復位499-531)の1ドラクマ銀貨である[「THE ANCIENT & CLASSICAL WORLD 600B.C.-AD.650」NO.1017~1025]。

直径 : 2.2cm
品位 : 不明
量目 : 3.8g。

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[表面](写真左)
三日月の前立がつく城壁冠を被る、王の右向き肖像のデザイン。銘は右側に「繁栄あれ、カワード」と書かれ、縁の円圏外の3時、6時、9時方向に月と星が打たれている。王冠の前後に星、両肩の上に三日月がみられる。この頃から星や月の装飾が多用され始めたようだ。

[裏面](写真右)
拝火壇と両脇に立つ王候(※)が描かれ、聖火の右に三日月、左には星が打たれている。銘は右側に発行地略号が、左側に発行年数が書かれているようだ。

(※)前回「シャープールⅠ世」の時にもお話ししたが、この王候像については、左は王自身で右は神とする説や、両者とも王または神官とする説など諸説ある。


第16代の君主「ヤズデギルド2世」(438-457)は、強大化してサーサーン朝への干渉を強めるエフタルと、東部国境各地で戦ったが、決定的な打撃を与えることはできず、西暦457年、この世を去った。彼の二人の息子、「ホルミズド」(在位457-459)と「ペーローズ1世」(在位459-484)は王位を巡って激しく争い、459年、エフタルの支援を受けたペーローズ1世が帝位に就く。しかし彼は、エフタルの影響力を排除すべく469年にエフタルを攻めたが敗北。彼はエフタルの捕虜となったため、代わりに息子のカワード1世を人質に差し出し、かつ莫大な貢納金を納める盟約をエフタルと結んだ。旱魃により財政が逼迫したため、484年、再度エフタルを攻めるも敗死した。

ペーローズ1世の死後、貴族達に推挙された「バラーシュ1世」(在位484-488)が帝位に就くも、人質に出ていたカワード1世がエフタルの庇護を受け、バラーシュ1世から帝位を奪った。しかし、マズダク教(※)の扱いを巡り貴族達と対立したため幽閉、そして廃位され、ジャーマースプ(在位497-499)に皇帝の地位を奪われた。その後幽閉されていたカワード1世は、逃亡してエフタルの下へ逃れ、再びエフタルの支援を受けて首都に乗り込んだ。ジャーマースプは抵抗することなく帝位を返還することに同意し、カワード1世が復位することとなった。カワード1世はエフタルへの貢納の費用を捻出するため東ローマ領へ侵攻して領土を奪うとともに領内各地の反乱を鎮圧した。また、帝位継承に際して貴族の干渉を受けずにこれを行うことを目指し、後継者を息子のホスロー1世8531-579)とした。

(※)「カワード1一世の時代に、共産主義的な色彩を帯びたマズダク教が広まり、大きな社会不安と混乱を引き起こした。マズダクという人物が起こした一種の社会運動のようなもので、社会の平等、財産の公平な分配、もしくは私有財産の共有などを揚げていた。カワード1世は、当時、宮廷内で権勢をふるっていた貴族たちの力を削ごうとしてこのマズダク教を利用しようとしたが、過激化する運動を目の当たりにし、結局は弾圧することとした。しかしながら、これによってもたらされた社会の混乱は次のホスロー1世によって秩序が回復されるまで、大きな問題として残された」(「サーサーン朝ペルシアのコイン ―王の肖像が語る歴史と文化―」より)。


ウィキペディア・フリー百科事典(カヴァードⅠ世[KavadhⅠ : 英語版])
http://en.wikipedia.org/wiki/Kavadh_I
ウィキペディア・フリー百科事典(マズダク教)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%83%80%E3%82%AF%E6%95%99
ウィキペディア・フリー百科事典(サーサーン朝)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%9C%9D

<これまでにご案内したサーサーン朝ペルシャのコイン>
サーサーン朝ペルシャのコイン(アルダシールⅠ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2009/09/post-6eeb.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その2 : シャープールⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/2-7ddf.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その3 : オフルマズドⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/3-0738.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その4 : バフラームⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/4-cedd.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その5 : ボーラーン)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/5-118d.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その6 : ホスローⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/6-8246.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その7 : アラブ・サーサーン貨)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/7-885a.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その8 : ペローツ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/8-c7f2.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その9 : オフルマズドⅣ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/9-b836.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その10 : バフラームⅤ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/10-a270.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その11 : オフルマズドⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/11-940c.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その12 : ホスローⅠ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/12-6054.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その13 : バフラームⅣ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/13-2df8.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その14 : アルダシールⅢ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/04/14-258a.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その15 : シャープール1世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2012/02/15-1-32d0.html

(参考文献)
・「サーサーン朝ペルシアのコイン ―王の肖像が語る歴史と文化―」(岡野智彦ほか編)[中近東文化センター刊]
・「ペルシャ文明展 ―煌く7000年の至宝―」(大津忠彦ほか監修)[朝日新聞社・東映刊]
・「THE ANCIENT & CLASSICAL WORLD 600B.C.-AD.650」(Michael Mitchiner著)[Hawkins Publications刊]
・「ANCIENT COIN COLLECTING Ⅳ」(WAYNE G. SAYLES著)[KRAUSE刊]
・「西域の古代貨幣」(渡邊弘著)[学研]


February 02, 2012

サーサーン朝ペルシャのコイン(その15 : シャープール1世)

マイ・コイン・コレクション(第90回)

今回ご紹介するのは、サーサーン朝ペルシャ帝国の2代目君主「シャープールⅠ世」(在位 A.D.241-272)の1ドラクマ銀貨である[「THE ANCIENT & CLASSICAL WORLD 600B.C.-AD.650」NO.809~819]。

直径 : 2.7cm
品位 : 不明
量目 : 4.05g。

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[表面](写真左)
鉢巻をしめ、王権の象徴たる金球を戴き、耳覆い付きの城壁冠を被り、髭・鬚を蓄え、上着を着た国王胸像(正面向、頭部は右向き)。連珠文縁飾あり。パフラヴィー文字銘 : 11時より左廻りに「Mazdayasn Bagi Shahpuhri Malkan Malka Airan Mino-Chitri Min Yazdan(マズダー神の崇拝者、神聖なシャープール、イランの諸王の王、聖霊の結合より生まれし者[神の子孫])」。

[裏面](写真右)
聖火が燃えている拝火聖壇。左右には城壁冠を被り、帯刀し、笏(こち)を手にした神官立像(正面向、頭部は中央に向かっている)。連珠文縁飾あり。パフラヴィー文字銘 : 右側「シャープールの」と左側「火」で拝火壇の火がシャープールの聖火であることを示す。
(※)コインの裏の「拝火壇と両脇の王候像」は、以後の基本図柄となった。この王候像については、左は王自身で、右は神、両者とも王または神官などの諸説がある。

Photo


「シャープール1世」は、サーサーン朝ペルシャ帝国・初代皇帝「アルダシール1世」の子供で、A.D.241年、父の跡を継いで即位した。西方ではローマ帝国と戦い、260年にローマ軍をエデッサの戦いで破って皇帝ウァレリアヌス帝を捕虜とした。このときの勝利の記念として、ナクシェ・ロスタムの岩壁に、「ウァレリアヌス」が馬上のシャープール1世に跪き、降伏しているレリーフがある(写真 : 「シャープール1世騎馬戦勝図」)。東方ではクシャーナ朝と交戦し、これを破ってアフガニスタンに進出している。

ウィキペディア・フリー百科事典(シャープール1世)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB1%E4%B8%96
ウィキペディア・フリー百科事典(アフラ・マズダー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%83%80%E3%83%BC
ウィキペディア・フリー百科事典(サーサーン朝)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%9C%9D

<これまでにご案内したサーサーン朝ペルシャのコイン>
サーサーン朝ペルシャのコイン(アルダシールⅠ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2009/09/post-6eeb.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その2 : シャープールⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/2-7ddf.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その3 : オフルマズドⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/3-0738.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その4 : バフラームⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/4-cedd.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その5 : ボーラーン)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/5-118d.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その6 : ホスローⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/6-8246.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その7 : アラブ・サーサーン貨)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/7-885a.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その8 : ペローツ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/8-c7f2.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その9 : オフルマズドⅣ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/9-b836.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その10 : バフラームⅤ)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2010/07/10-a270.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その11 : オフルマズドⅡ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/11-940c.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その12 : ホスローⅠ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/12-6054.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その13 : バフラームⅣ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/01/13-2df8.html
サーサーン朝ペルシャのコイン(その14 : アルダシールⅢ世)
http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2011/04/14-258a.html

(参考文献)
・「サーサーン朝ペルシアのコイン ―王の肖像が語る歴史と文化―」(岡野智彦ほか編)[中近東文化センター刊]
・「ペルシャ文明展 ―煌く7000年の至宝―」(大津忠彦ほか監修)[朝日新聞社・東映刊]
・「THE ANCIENT & CLASSICAL WORLD 600B.C.-AD.650」(Michael Mitchiner著)[Hawkins Publications刊]
・「ANCIENT COIN COLLECTING Ⅳ」(WAYNE G. SAYLES著)[KRAUSE刊]
・「西域の古代貨幣」(渡邊弘著)[学研]


February 01, 2012

「極楽鳥」デザインの銀貨

マイ・コイン・コレクション(第89回)

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昨年後半、頻繁に海外に出かけ、帰って来てはその記録をブログに書いていたので、その間収集したコインについては、未整理の状態で放置していた。しかし、とりあえず「インドの旅」を書き終え、一段落したので、コインの整理に取り掛かることにした。

今回ご紹介するのは、第一次世界大戦前の1894年、ドイツ領ニューギニアで発行された5マルク銀貨である。美しい極楽鳥のデザインから、名品として評価の高いコインだ(写真)。

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通称 : 極楽鳥
発行国 : ドイツ領ニューギニア(German NEW Guinea)
額面 : 5マルク(MARK)
カタログNO : KM#7
発行年 : 1894年
発行枚数 : 19,094枚
直径 : 38.00mm
重量 : 27.7780g
材質 : 銀(0.8038オンス)
銀純度 : 0.9
表面デザイン : ヤシの花環で囲む額面と年号[リース下の「A」はミントマーク : ベルリン鋳] (Denomination and date in Palm wreath : 写真左)
裏面デザイン : 枝にとまった極楽鳥 (Bird of Paradise : 写真右)

20マルクと10マルク金貨、5マルクと2マルク、1マルク、1/2マルク銀貨、10PFENNIGと2PFENNIG、1PFENNIG銅貨の計9種類が発行されていた。(※1マルク=100PFENNIG)

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ニューギニア島は当時三分割されており、西はオランダが、東は南北に分けられ、北をドイツが、南をイギリスが支配していた。ドイツが第一次世界大戦で敗れたため、その後はオーストラリアの委任統治領になる。ドイツによる支配は、1884年から1914年の30年間で、支配後10年目の1894年から1895年にかけてこれらのコインが発行された(写真 : 「標準世界史地図」[吉川弘文館刊]より)。

このコイン、国内の貨幣商で見かけることは少ないが、極美(EX : Extremely Fine)クラスであれば、20~25万円程度で入手できる。

ウィキペディア・フリー百科事典(ニューギニア島)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B3%B6
ウィキペディア・フリー百科事典(パプアニューギニア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%97%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%8B%E3%82%A2
ウィキペディア・フリー百科事典(フウチョウ科)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E7%A7%91


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