豪華絢爛シェーンブルン宮殿
今日はオーストリアのウィーンである。今回の旅の実質最終日。楽しみにしていたことが沢山ある。
午前中はツアー仲間と一緒に観光、午後からは自由行動である。
まず、リンクから南西に約3km離れたところにあるシェーンブルン宮殿である。ウィーンに来たからには、絶対に見落とせないポイントのようだ。
本日のガイドは日本人。遠目には若く見えるが、近くで見ると、「ん~ 」年齢不詳 ?
内部の見学は順路が定められており、係員が順番に部屋の鍵を開けて通してくれる。
宮殿内部は豪華絢爛。ブルボン家のベルサイユ宮殿に対抗して建てられたというシェーンブルン宮殿だけのことはある。ハプスプルグ家の威信をかけた作品か。
ここで、有名なマリア・テレジア、フランツ・ヨーゼフⅡ世が生活していたのだ。さらに、ベルバラで有名なマリー・アントワネットも子供の頃をここで過ごしたのである。
素晴らしい、ということは分かっても、それ以上が理解出来ない。建築や美術に興味を持つ人にとっては、何時間いても飽きないのではないだろうか。
約1時間、一通り見学を終え、外に出る。
次は庭園である。宮殿を出て、左へ左へと行くと、広場に出た。そこから見えたグロリエッテはまた美しい。当初宮殿を作る予定であったのを変更して、対プロイセン戦勝記念かつ戦没者慰霊のため建てられたものらしい。時間がなかったので、側まで行くことは出来なかったが、記念写真を撮る。
シェーンブルン宮殿のHP
http://www.schoenbrunn.at
さて、次はシュテファン寺院である。ガイドに連れられて中に入る。ウィーンのシンボル的なカトリック系の寺院だそうだ。高さ72mの監視塔に上ることが出来るとのことだったが、時間がなかったので諦める。地下にはペストの犠牲者とハプズルグ家王族の内臓が納められているという。そう言えば、中世ヨーロッパはペストで人口の三分の一を失ったのだ。
モンゴルが大陸を支配したことにより、文化や人の交流が盛んになったが、病気もアジアからヨーロッパに伝染したのである。ペスト菌はもともと、アジア原産の野生のクマネズミ類が保菌していた。ネズミに寄生するノミに噛まれることで、人間にも感染したそうだ。
現代も世界の隅々まで人が行き交う時代。エイズ・エボラ熱などなど恐ろしい病気が蔓延しなければ良いのだがと思わずにはいられなかった。
中を見終わって外に出ようとした頃、ミサの時間と言うことで、その間新たに来た観光客は中に入れないようだ。良い時間に連れてきてもらった。
シュテファン寺院のHP
http://www.stephanskirche.at
その後、ショッピングに最適であるリンクのメイン、ケルントナー通りを歩き、国立歌劇場近くにあるお土産物屋に行く。ここには日本人スタッフがいる。一通り説明を聞いた後、解散・自由行動である。
ここから私の好きなところに行けるということで、昼食も採らずに動き始める。
まずは美術史美術館でコインの展示をみる。コインのポスターを買い、次はトラムに乗ってウィーン大学の前で下車、ヴォティーフ教会の前を通りオーストリア国立銀行の貨幣博物館を見学。ここでの詳細は既に投稿済みなので省略する。
美術史美術館のHP
http://www.khm.at
貨幣博物館を出た後、徒歩で約15分。日本大使館の前を通り、ウィーンの証券取引所に到着。中に入るが、取引所がある様子はない。1階のエントランスの壁には、多数の事務所の案内が掲示されていた。ジッと見ていると、日本経済新聞社のウィーン駐在事務所があった。ここなら事情がわかるかもしれないと思い、訪ねてみる。
ノックをして入ると、ブロンドの可愛い女性が1人座っている。突然の訪問で驚いた様子。事情を説明すると、駐在員は外出中だったが、証券取引所は移転していることを教えてくれた。さらに親切なことにネットで移転先を調べ、プリントアウトしてくれたのである。
ウィーン証券取引所のHP
http://www.wienerboerse.at/cms
移転先は近いので、探すが直ぐには見つからない。歩き回っていると、これも以前の投稿でお話したが、偶然コイン販売店を見つけ色々な資料をもらって来た。
しかし、肝心の証券取引所が見つからない。造幣局にも行きたかったので、証券取引所は諦めて、トラムに乗る。荷物も増えたので、一旦ホテルに戻り、荷物を置いて再度出かける。
余談になるが、トラムに乗っていると賑やかな老外国人のおばちゃんたち。何処から来たのか尋ねるとアメリカからとのこと。私は日本から来たというと、「電車の事故は大変ですネ」の一言。JR西日本の福知山線脱線事故のことだ。朝からCNNのニュースで流れていたからであろう。しかし、意外な反応にビックリした。
さて、ウィーンの造幣局は市立公園の裏にある。昨夜来た金色に輝くヨハン・シュトラウス像の前を通り、公園を抜けて造幣局に行く。これも以前の投稿でお話したように、金貨などを購入する。その後、またトラムに乗って王宮庭園の前で下車、ホーフブルグ宮殿に行く。残念ながら王宮の中には入らなかったが、庭園を歩き回る。芝の緑が非常に綺麗である。鮮やかな緑。我が家の庭の芝とは種類が違うのだろう。もっと手入れしなければダメなのか・・・。
市民庭園には沢山の人が芝の上に座ったり、寝転んだりしている。平和でのんびりした雰囲気である。一通り見て回った後、お店で賑やかなケルントナー通りに行く。留守番をお願いしたお向かいのおばさんにお土産を買わなくてはと思い、探し回る。かさ張らないものという事で、無難な”モーツアルト”のチョコレートを購入する。
お腹が減ったので、何か食べようと思い歩き回ると、マクドナルドを見つける。本当に世界中どこにでもある。ウィナー・シュニッツェルを挟んだようなハンバーガーとコーラを注文する。バーガーが2.75ユーロ、コーラ(Mサイズ)は1.8ユーロである。そう言えば、経済学の購買力平価の説明に際し、ハンバーガー購買力平価なるものを解説する先生方は多い。世界中同じものであれば、物価も比較しやすいと言うことである。昔、海外旅行を頻繁にしていた頃は、必ず現地のマクドナルドに行って、物価比べをしていたことを思い出した。
コーラで比較すると、1ユーロ=140円としても250円ぐらいになるので、日本の1杯150円に比べて割高であるように思う。
食後、ケルントナー通りにある両替屋で、ユーローコインセットというのを見つけたので購入する。14.99ユーロ。今考えると超高い。よく考えて購入すべきであった。
かなり疲れてきたので、またホテルに戻る。ホテルの入り口に着くと、ツアー仲間のうちオペラ観賞などに行く数人と出会う。皆さんドレスアップしていたのでビックリである。
ホテルのロビーに添乗員さんとツアー仲間の1人がいたので雑談する。
そのとき観覧車は行きましたかの質問。忘れていたのを思い出した。疲れは吹き飛んだ。そこでまたもや外出する。
ホテルの前からトラムに乗り、3つ目で下車、地下鉄カールスプラッツ駅からU1で4つ目のプラーターシュルテン駅で降りる。そこから徒歩で10分、目的地であるプラター公園に着いた。元々はハプスブルグ家のお狩り場だったところで、公園内の直径61mの観覧車は有名。「第3の男」では、この観覧車が重要なシーンを演出したそうだ。

日本の観覧車を想像していると、大違い。1つの箱(?)に20人ぐらい乗れるのである。真ん中にテーブルのような大きな椅子がある。私以外に4組の老夫婦、計9名が乗車。2~3台毎に人を乗せていた。乗せる毎に観覧車は停車する。既に乗っている人は、その間ゆっくり展望できるのだ。観覧車のチケットは7.5ユーロ。既に日は沈み、周りは公園の遊園地のネオンで綺麗である。小雨が降り始めたので、見晴らしはイマイチであったが、それでもリンクの方の様子は良く分かる。
観覧車のHP
http://www.wienerriesenrad.com
観覧車を降りた後、地下鉄・トラムを乗り継いで帰る。
今日も目一杯遊んだ。また泡風呂を楽しんで寝る。
明日は帰国。午前中は11時まで自由時間。さてどのように過ごしたかは、次回の投稿で。