今回2度目の「ルーブル美術館」
フランス・パリの旅(第12回)
遂に帰国の日を迎えた。午前10:15に空港へ行く専用車が迎えに来てくれる予定だ。それまで少しだけ時間があるので、2回目になるが「ルーブル美術館」に行くことにした。美術館は午前9:00から開くので、午前7:00に起床、レストランで朝食を済ませ、午前8:30頃外出した。散歩を兼ねて「チュィルリー公園」から「コンコルド広場」を廻り、再び「チュィルリー公園」を通って「ルーブル美術館」に向かった。秋晴れの朝。雲ひとつ無い青空に、澄み切った空気。公園を散歩する人もあちらこちらにいる。公園内の運動場ではサッカーの練習をしていた。「セーヌ川」側を歩いて、午前9:00に美術館の「ドノン翼」にある入り口に到着した。
チケットを購入しようと窓口に行くと、コンピューターの調子が悪いらしく、しばらく待って欲しいとの事。発券できる様になるまで約10分。昨日の「グランド・アルシュ」に続いてのトラブル。今日は時間が無いので、少々苛立った。今回は「ミュージアム・パス」が無いので、チケット代8.5ユーロを支払う。入館後2Fに上がり、もう一度「モナ・リザ」と「ミロのヴィーナス」、「サモトラケのニケ」を見た。その後前回時間が足りなくて十分に見ることが出来なかった1Fと半地下を見るため、階段を下りて行った。
ここでは主に彫刻を見ることになる。まずは館内案内図に載っている名品を見ることにした。「ドノン翼」の1Fイタリア彫刻のコーナーでは、ミケランジェロ作「囚われの身/瀕死の奴隷」とカノーヴァ作「エロスの接吻で目覚めるブシュケ」を鑑賞、前古典期のギリシャ美術のコーナーでは、作者不詳「ボルゲーズの闘士」を見た。
また「コプト美術」コーナーでは作者不詳「キリストとメナ師」(写真 : ルーブル美術館のHP)というタイトルの板絵を見ることが出来た。まだまだ見たいところはあるのだが、午前9:45には美術館を出ないと、専用車がホテルに迎えに来る時間に間に合わなくなる。仕方ないので美術館の正面口から出て、「チュィルリー公園」を抜けてホテルに戻った。公園の移動遊園地は解体作業の真最中であった。8月31日で夏休みが終わるからなのだろうか。
ホテルには午前10:05に到着。荷造りは昨晩済ませていたのだが、忘れ物などが無いか部屋を細かくチェックしていると電話が掛かってきた。迎えが来たとの事。急いで部屋を出て、チェックアウトの手続きを済ませた。ロビーには、空港に迎えに来ていたときと同じ英語の話せない運転手が来ていた。フランス語で挨拶すると、にこやかに返事をくれた。空港は広いので、どのホールに行くのか確認されたのだか、全く記憶に無かったので、急いで航空券をチェックし、到着時と同じ「ド・ゴール空港」のホールFだと回答した。滑走路が多いので気をつけなければならない。これに比べ、関空は1本しか滑走路が無いので楽だ。しかしこれでは国際空港と言えないのではないかとも思った。
空港まで約45分。その間来る時と同じ様に、フランス語でガイドしてくれた。途中渋滞もあったが、それほど長くは続かず、午前11:00に空港に到着した。チェックインの手続きを済ませ、空港内の売店でお土産を購入した。店員は日本人の女性。妊娠7~8ヶ月ぐらいで、大きなお腹をしていた。フランスに住んで10年以上になるそうだ。お客が少なかったので、今回集められなかったユーロコインの両替をお願いした所、快く引き受けてくれた。ユーロコインガイドを見せて、未所有のチェックが付いているコインを探してもらった。手間が掛かるのに、レジにあるコインを一枚一枚みてくれた。スペインやポルトガルのコインは見つかったが、残念ながらルクセンブルグのコインは無かった。しかしコレクション出来ていなかった数枚を得られた事で、十分に満足し、お礼を言ってお店を出た。
午後12:50頃ラウンジに入った。搭乗時間までまだ1時間近くある。大変混雑しており、やっと席を見つけることが出来た。クッキーと紅茶を楽しんだ後、隣に座っていた老夫婦に話しかけた。私と同じくパリに滞在していたとの事。途中ベルギーの「ブリュージュ」に日帰りで行ってきたらしい。この老夫婦の向うには、髭を生やしたアラブ系の男性が座っていた。こちらの話を聞いていたようなので話しかけると、嬉しそうに会話に参加してきた。ヨルダンの方で、日本に2度来たことがあると言っていた。私が飲んでいた「日本茶」に関心を示していたので、飲んでみないかと尋ねると迷っている様子。そこでカップに粉末のお茶とお湯を入れて勧めると、一口飲み始めた。美味しいとは言っていたが、本当のところはどうなのか・・・。アラブの「チャイ」と日本の「茶(チャ)」の語源が同じであることなどを説明してあげると、妙に納得していた。
午後1:00搭乗のアナウンスがあったので、搭乗口へ向かった。チケットを機械に通し、通路を歩いていくと、飛行機への入り口が閉鎖されている。良く見るとこの飛行機ではなく、1Fに下りてからバスで移動するのだ。バスでの移動は「ロンドン・ヒースロー空港」以来ではないかと考えながら指定のバスに乗車した。バスは5分ほどで飛行機に。午後1:20頃機内の座席に着いた。私の座席の前がファーストクラスで、全部で8席あるのだが、2席しか乗客はいない。座席はビジネスクラスよりもかなり広く、木目調の雰囲気で落ち着いている。リクライニングも180度だ。エコノミーでのツアー料金の2.5~3倍の料金を出せば良いのだろうが、少し贅沢過ぎるようにも思える。無理をせず、身分相応が大切なのだと自分に言い聞かせた。
帰りの機内食も2回。1回目はオードブルとして「鴨フォアグラのテリーヌ」と「イチジクのチャツネ」、メインは「牛すき焼き」、「ご飯」と「味噌汁」、デザートに「シャーベットとクッキー」をオーダーした。また朝食に当たる2回目は、「フルーツジュース」に「コーヒー」、「クレープシュゼット」と「ダブルクリーム」、「スイカとオレンジのジャム」を頂いた。どれも美味しく楽しむことが出来た。フランスは世界三大料理の国であるにもかかわらず、パリ滞在中は全くフランス料理を食べなかった。世界三大料理の一つである中国料理、特にチャーハンばかり食べていた。その他は日本でも食べられる、いやむしろ日本と同じ味だから食べに行ったマクドナルドのハンバーガーである。今回の旅行では、機内食が一番豪華だったのではないだろうか。
飛行機は約11時間のフライトの後、午前8:05、無事関空に到着した。今回の旅はこれで終わりだ。トータル8日間の旅は非常に短く感じられたが、見たいところ、知りたいことなど、自分の好奇心を満たすには十分なものであった。これから更に深く、歴史、貨幣、芸術などを勉強して、また近いうちに新たな旅に出たいと思う。
ルーブル美術館のHP
http://www.louvre.fr






























