March 09, 2008

ニュージーランドから日本へ

ニュージーランド一周の旅(第27回)

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本日で、楽しかった旅も終わり。帰国の日だ。午前4:55分に目覚め、午前5:10分にベッドを出る。レストランはまだ開いていないので、朝食代わりに部屋で紅茶などを飲む。午前6:00、バスでオークランド国際空港に向かう。午前6:30頃、空港に到着する(写真)。ビジネスクラスのカウンターは空いていたので、午前6:40分にチェックイン完了。しかし、出国審査に時間がかかった。東京から来た修学旅行生が列を成し、大変混雑していたからだ。若い頃に海外を経験するのは良いこと思うが、集団行動を求められる修学旅行では来たくない。でも、いまどきの就学旅行は、私の頃に比べて集団行動を求められないのかもしれない。

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出国審査を終え、空港内のお店で買い物をする(写真左)。出発案内を見るが、午前8:05搭乗開始予定と出ているだけで、まだゲートナンバーは出ていない(写真中)。午前7:30分、ラウンジに入った。広々としており、まだお客の数も少ない(写真右)。朝食を食べていなかったので、ここでシッカリと頂く。コーンフレーク、クロワッサン、スープ、果物類にコーヒーだ。ポットからコーヒーを入れようとしていたところ、ウェイトレスがやって来て、
「ここでコーヒーを入れるよりも、あちらのコーナーで入れてもらった方がいいですヨ」
「ハァ~」
指さす方向を見ると、カウンターの向うに男性が立っている。
「あそこですか」
「そうです。きっとお気に入りのコーヒーが飲めますヨ」
「ありがとう」
カウンターまで行くと、男性が声をかけてきた。
「いかがですか」
「有難う。何が出来るの」
「エスプレッソやカプチーノ、アメリカンも。モカ、キリマンジャロなどもありますヨ」
「ではカプチーノをお願いします」
するとマシンの口にコーヒー豆を入れ、スイッチオン。マシンは豆を挽き始めた。と同時に、香ばしいコーヒーのかおり。出来上がるのが、待ち遠しくなってきた。暫くするとドリップ開始。ますます良い香りだ。そして、別のマシンで温められたミルクとあわせて出来上がり。
「どうぞ」
「有難う」
「何杯でもお代わりしてください」
席に着いて、まずコーヒーから飲み始める。待ち遠しかったこともあるだろうが、一口目のコーヒーは、何ともいえない美味さを感じた。

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午前8:15分、予定より10分遅れて搭乗開始となった。機内の座席には、空きが目立つ(写真)。私の前二つの席。来る時はご夫婦が座っていたが、我々よりも2日早く帰ると言っていた。私の隣の列の3席も空いている。男の子と女の子を連れたニュージーランド人女性。確か、暫くはニュージーランドに滞在するはずだ。そういった、ニュージーランドに行く時に座っていた人達の席が空いているのだ。午前8:40頃、予定通り飛行機は離陸するため動き始めた。しかし5分ほどすると、急にエンジン停止。アナウンスによると、エンジン不調のため、再調整が必要になったとの事。飛行機は戻り、整備することになった。飛行機から降りる必用はなかったので、座席をリクライニングさせ、新聞や雑誌を読んで過ごす。午後9:58分、離陸の案内がある。飛行機は午前10:05分に動き始め、午前10:24分、今度はそのまま無事に離陸できた。関空まで8,943kmの長い旅の始まりである。

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午前10:35分、シートベルトのサインが消えると、ジュースなどが配られ(写真左・オリジナルミックスジュース)、午前11:00頃、朝食タイムとなった。メニューは次の通り。
・フルーツサラダ(写真中左)
・和食(鮭の香草焼き、芽巻き玉子、かまぼこ、タロイモの八方煮、インゲン、黒ゴマ風味の俵ご飯 : 写真中右)
・ケーキ(写真右)

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午前11:30分頃食事を終え、暫く読書タイム。だんだん眠くなってきたので、アテンダントにベッドメイクしてもらい、横になることにした。180度フラットシートなので、グッスリ眠ることが出来る。午後12:15頃から午後2:50頃まで深い眠りに着く。朝が早かったからか、旅の疲れなのか。アテンダントの配る、おしぼりの臭いで目覚める。モニター画面を見ると、ニューブリテン海溝上を飛んでいる。ラバウルとパパラの間ぐらいか。午後3:00~3:20頃までオヤツの時間だ。ケーキ、紅茶、日本茶、カップ入りのチョコレートアイスクリーム(写真左)を頂く。午後4:00頃、赤道上空だ。当然のことながら、赤い線は見えない。午後4:25頃から午後6:05まで、再び横になる。午後6:10分(日本時間午後2:10・以下日本時間)、夕食の時間だ。寝ては食べ、食べては寝る一日である。メニューは次のとおり。
・和風オードブル、そばつゆ(写真中左)
・ ガーリックブレッド
・ 和食(和風チキンカツ、海老のすり身入りロールキャベツ、竹の子、ニンジン、茄子のオランダ煮、ヒジキの田舎煮、明太子ご飯 : 写真中右)
・ケーキ(写真右)

午後3:10頃食事を終える。満腹状態だ。午後3:15分頃、アテンダントからアンケートの依頼があったので回答していると、添乗員がご挨拶にやって来た。ニュージーランド航空のビジネスクラスの席は、足置き部分が座席にも使えるので、添乗員と向き合い、午後4:10頃までお話して時を過ごした。午後5:15分、いよいよ関空に到着。楽しかった旅も、これで終わりだ。天候に恵まれ素晴らしい景色を堪能することが出来たこと、添乗員やツアーメンバー、現地の人々にも恵まれ、楽しいときを過ごすことが出来たこと、そして怪我もせずに無事に戻れたことに感謝である。

オークランド国際空港
http://www.auckland-airport.co.nz

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March 08, 2008

「スカイ・タワー」から見る美しい夜景

ニュージーランド一周の旅(第26回)

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「ワイトモ鍾乳洞」を出て約3時間、午後5:00頃にオークランドの町に入った。最初に訪れたのは「マウント・イーデン」だ。ここは、「オークランド市街地に残る50あまりの死火山のひとつで、噴火口跡にできた小高い丘。標高196mほどだが、頂上からオークランド市街と海が一望のもとに見渡せる絶好のビューポイント」(「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」より)である。北西に「オークランドの中心部」(写真左)、北東には対岸の「デボンポート」(写真中左)、南東に「ワン・トゥリー・ヒル」(写真中右)が見える。素晴らしい眺めを楽しんだ後、街の中心部に向かった。途中、オークランド出身の登山家「エドモント・ヒラリー卿」が卒業した「グラマースクール」(写真右)や、日本の麒麟ビールが株主である「ライオンビール」(写真下左)、「オークランド博物館」(写真下中左)、先日ヒラリー卿の葬儀が行われた「セントメアリー教会」(写真下中右)、「オークランド大学」などを通り過ぎ、パーネル通りを走る。その後「ノーザン・モーターウェイ」を走り、午後5:40分、「ハーバーブリッジ」の見える港に到着(写真下右)。夕方のノンビリした雰囲気。釣り糸をたれる太公望たちで一杯だ。海にはヨットが快走している。「ハーバーブリッジ」と言うと、オーストラリアを思い出す。見た目は違うが、同じ英連邦なので、同じ様な名前が付けられている。7~8分眺めた後、本日宿泊するホテル「コプソーン・ハーバー・シティ」に向かった。

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ホテルは「ハーバーブリッジ」から近かったので、5~6分で到着した。私は「国立海洋博物館」(写真)に行きたかったので、添乗員がチェックイン手続きをしている間に出かけることにした。「国立海洋博物館」は、午後6:00に閉館。館内を見学する時間はないが、せめて資料だけでも入手したいと思っていたのだ。ホテルから目と鼻の先にあるので、たいして時間はかからない。信号のある道を横切り、館内に入る。すると受付の女性が話しかけてきた。
「もうすぐ閉館です」
「ゴメンナサイ。わかっています。このミュージアムに関する資料が欲しくて訪れました」
「刊行物などは、こちらの棚に並んでいるのですべてです」
「有難うございます。日本語のものはありますか」
「日本語のものはないですネ」
「では、こちらにある英語版の資料を頂きます。おいくらですか」
「それは無料です。どうぞお持ち下さい」
「有難う。今度は館内を見学できる時間に来たいと思います」
「お待ちしています」
「さようなら」
「そようなら」

ホテルに戻ると、まだチェックインの手続きをしていた。他のメンバーに迷惑をかけることなく戻ってくることができ、ホッとした。午後6:20分、部屋に入る。

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本日の夕食は、ホテル近くにある鉄板焼き店「大国」で午後7:00からだ。午後6:55分にホテルのロビーに集合し、会場に向かった。歩いて5分で到着(写真左)。案内された席に座る。サラダ(写真中左)とほうれん草のつきだし(写真中右)が並べられた。十代に見える、可愛らしい女性が持って来てくれた。デビュー当時のアグネス・チャンのような感じである。日本人かと思い訊ねると、台湾人との事。アグネスは香港だったと思うが、同じ中国人ということで似ていたのか。暫くすると、目の前にコックが現れた。名前は「カンダ」さん。日本人だ。最初は、マヨネーズソースをかけて焼いたムール貝。クランベで焔が立つ(写真右)。各お皿に盛り付けてくれる(写真下左)。早速頂いた。とろりとした感じで美味しい。続いてタマネギやマッシュルームなどの付け合せを焼き(写真下中左)、そしてメインのビーフステーキだ(写真下中右)。非常に柔らかい。ステーキと野菜は、醤油ダレかゴママスタードソースで頂く。ステーキはゴママスタードが合うように思う。そして御飯に味噌汁、香の物が出された(写真下右)。どれも美味しい。日本食に飢えていた分を割り引いても、余りある美味しさであった。

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午後8:15分、夕食を終えて店を出る。私はオークランドのランドマークである「スカイ・タワー」に行くことにした。すると一組のご夫婦が、ご一緒したいとの事。3人で歩いて「スカイ・タワー」に向かった。途中、「ブリトマート駅」に立ち寄った。プラットホームは地下だ。ヨーロッパの国も同じだが、日本と異なり切符がなくてもホームには入れる。ターミナルなので、4本のプラットホームのうち3本に列車が止まっていた(写真左)。ホームや列車を見た後、「スカイ・タワー」のある南西方向へ進む。坂道になっているので、自然と歩くスピードが落ちる。午後8:30分、「スカイ・タワー」に到着。展望台に昇るにはチケットを買わなければならない。チケット売り場に行くと、そこはレストランもあわせて利用するお客へのチケット売り場だったのである。さらに奥に行くと、展望台だけ利用する人向けのチケット売り場があった。大人1人、25NZドル。このタワー、328mと南半球で一番高い。エレベーターで展望台まで昇る。高速エレベーターなので、雑談している間に展望フロアーに着いた。ここから、オークランド市内を展望できるのだ。北に港(写真中左)、北西に先程見たハーバーブリッジ(写真中右)、また南東にはオークランド・ドメインのある小高い丘(写真右)が見える。展望フロアーの窓際の通路は、所々ガラス張りの床になっている(写真下左)。ガラスの床が落ちるわけではないのだが、その上を歩く時は何故か不安な気持ちになる。展望台を一周したが、もう一周することにした。外が暗くなってきたので、夜景が綺麗に見えるからだ。ハーバーブリッジを見ても、先程とは異なる(写真下中)。ライトが連なり、橋の姿を見せる。展望台をもう一周し、午後9:30分頃タワーを降りた。下から見上げるタワーも面白い(写真下右)。

外が暗くなっていたこともあり、ホテルに帰る道が少々不安になったので、街を歩く外国人カップルに尋ねることにした。

「すいません。道をお尋ねしたいのですが」
「いいですヨ」
私の持っている地図を見せながら、
「このあたりにいると思うのですが、こちらの方向に行けば良いのでしょうか」
「・・・・。そうですネ。チョットお待ち下さい。私の持っている地図を見ます」
「すみません」
「あなたの言うとおり、こちらに行けば良いですネ」
「有難うございました」
「どちらから来られたのですか」
「日本からです」
「私たちはイングランドから来ました」
「エェ!地元の方ではなかったのですか」
「そうです。3時間前にオークランドに着いたばかりです」
「地元の方だと思い道を尋ねたのですが、それは驚きです」
「これからどちらへ」
「スカイ・タワーです」
「今、行ってきたところです。夜景が綺麗でしたヨ」
「そうですか」
「どうもありがとうございました。ご旅行、楽しんでください」
「あなた方も」
「さようなら」

彼らと別れ、4~5分でホテルに到着。いつものように風呂、資料整理を済ませ、早く寝ることにした。明日はいよいよ最終日。飛行機の時間があるので、午前6:00にホテルを出発しなければならないからだ。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

マウント・イーデン
http://www.edengarden.co.nz
ワン・トゥリー・ヒル
http://www.comwallpark.co.nz
オークランド博物館
http://www.aucklandmuseum.com
オークランド大学
http://www.auckland.ac.nz
パーネル
http://www.parnell.net.nz
ハーバー・ブリッジ・アドベンチャー・センター
http://www.ajhackett.com
国立海洋博物館
http://www.nzmaritime.org
コプソーン・ハーバー・シティ
http://www.millenniumhotels.co.nz/copthorneharbourcity/index.html
スカイ・タワー
http://www.skycityauckland.co.nz

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March 07, 2008

ワイトモ鍾乳洞で見るツチボタル

ニュージーランド一周の旅(第25回)

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午前9:40分、「テ・プイア」を出発し、次の観光予定地である「ワイトモ」に向かった。午前10:10頃、大きなシダに囲まれた道を突き進む。「カイマイママク・フォレストパーク」に入ったようだ。「ママク」とは、黒い幹のシダの事。暫くすると、ニュージーランドが開拓される前はこのような状態だったのではないか、と想像させるような原生林が現れる。午前10:30頃、プタルルの町を通り過ぎ、午前10:40頃、アラプニの町を走る。ここにはワイカト川を利用した水力発電所がある。午前11:15分頃、「ワイトモ・ケーブまで35km」の表示が見える。午前11:25分、トイレ休憩のため「オトロハンガ」の町でバスを降りる(写真左)。オトロハンガは、キィーウィバードの町として知られており、キィーウィバードの飼育場があるようだ。インフォメーションセンターの壁には、キィーウィバードの絵が描かれていた(写真中)。休憩場所の近くに「オトロハンガ駅」があったので、中を覗いてみる。小さな無人駅で、駅舎には鍵がかかっていた。線路に降りて写真を撮った(写真右)。列車はどのくらいの間隔で来るのだろうか。ヒッソリしていた。午前11:35分、休憩を終えて「オトロハンガ」の町を出た。

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午前11:55分、「ワイトモ・ケーブ(洞窟)」で「ツチボタル」を見る前に、昼食のため「ローズランズファーム&ガーデンレストラン」に入った。緑の森に囲まれた中、レストランに入る(写真左)。メニューは、ニュージーランドスタイルのバーベキューで、メインはビーフステーキである。我々は室内の席であったが、外にも席がある。しかし他の日本人ツアー客で満席だ(写真中左)。ステーキは、焼け具合によって声がかかる。最初に、我々のグループ人数分の肉を網の上に置き(写真中右)、「レアの方」、「ミディアム・レアの方」といった順にコックが叫ぶので、自分の希望する焼き具合の時に取りに行くのである。私は「レア」で取りに行ったのだが、「ミディアム・レア」くらいまで焼けていたように思えた。御飯やサラダなどを付け合せ、席に戻った(写真右)。ステーキソースは、ケチャップと砂糖、ウスターソースを混ぜ合わせたような味。甘味が効いていて、私にはピッタリ合っており、非常に美味しい。デザートは特性のクッキー(写真下)。外側にフレークがまぶされており、カリカリ感があって美味しい。昼食を終え、午後12:57分「ワイトモ・ケーブ」に向けて出発した。

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「ワイトモ・ケーブ」には、15分ほどで到着。ここは、年間25万人以上の観光客が訪れるニュージーランドの名所だ(写真 : ワイトモ・ケーブのHPより)。この「ワイトモ・ケーブ」には、3つの大きな洞窟があるのだが、我々はこの中で最も多くの観光客が訪れると言う「ワイトモ洞窟」に向かった。ここでは、洞窟の天井一面を埋め尽くすほどの数の「ツチボタル」を見ることが出来るのだ。「ツチボタル」(学名 : アラクノカンパ・ルミノサ)は、ニュージーランドとオーストラリアの一部の地域にだけ生息する、特有の昆虫である。「しかしながら、網目状に広がった鍾乳洞内の天井や壁面からぶら下がっている何百万のツチボタルを見ることができるのはワイトモ以外にありません」との事(「ニュージーランド・ワイトモ鍾乳洞へようこそ(日本語版)」)。ところで、「ワイトモ」とは、「ワイ」=「水」、「トモ」=「地中の穴」と言う意味で、あわせて「地中の穴に流れ込む水」を表しているという。これから見る「ツチボタル」だが、「ホタル」と呼ばれていても、日本の「ホタル」とは全く異なる。「ツチボタルのライフサイクルは、卵、幼虫、さなぎ、成虫の4段階に分れ、寿命は10~11ヶ月です。卵は天井や壁に産み付けられ、孵化期間は20~24日です。成虫は一度に30~40個の卵を産み、一生に最高130個を産卵します。卵から孵化した幼虫の大きさは3~5ミリで、孵化中に巣を作り、ねばねばした物質を分泌して糸を作ります。この糸は餌を寄せ付けるために発光します。幼虫はかかった昆虫を手繰りよせて食べ、幼虫の状態で数ヶ月間を過ごし、30~40ミリまで成長します。食べるのは幼虫の時期だけで、さなぎと成虫の時期を乗り切るための栄養を蓄えます」(「ニュージーランド・ワイトモ鍾乳洞へようこそ(日本語版)」より)との事。

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午後1:15分、「ツチボタルの見学ツアー」開始である。入場チケットを購入し(写真左)、売り場横のゲートで待っていると(写真中)、ガイドの女性がやって来た。名前は「ヘリア」さん。2~30m歩いて、鍾乳洞の入り口に(写真右)。ここからは写真撮影禁止である。急に暗くなったので、足下に注意しながら中に入り、階段を下りる。洞窟内は、「上層レベル」、「第二レベル」、「小洞窟」に分かれている。狭い通路を歩いていくと、「トモ」と呼ばれる、下を流れるワイカト川まで13mの垂直空間の壮観が現れる。続いて上層レベルに進むと、「パイプオルガン」と呼ばれる場所に出る。そして第二レベルの「大聖堂」内の「晩餐会の間」へと降りていく。高さ14mあるその形から「大聖堂」と名づけられたとの事。その広がりと表面の凹凸が素晴らしい音響効果を発揮するため、有名な歌手や聖歌隊が数多くここで演奏会を開いているようだ。Glowworm_boat_ride_244px最後は、川まで下りてボートに乗り、小洞窟へ進む。ここに、待望の「ツチボタル」がいるのだ。「ツチボタル」は、非常にデリケートな生物なので、大きな音にも反応し、光がすべて消えてしまうようだ。添乗員の話では、かつてボートに乗っていた観光客のくしゃみで、「ツチボタル」が光らなくなってしまったことがあったとの事。我々は静かにボートに乗り、息を殺して小洞窟の天井を見つめた。ボートは洞窟内に張ってあるケーブルを手繰りながら進む。ゆっくり、ゆっくりと。すると天井に「ツチボタル」が見えた。満天の星空のようである。「ツチボタル」は、天井から糸を垂らしてぶら下がっている。先端の輝く光ファイバーが、何本も吊り下げられているような感じにも見える(写真 : ワイトモ・ケーブのHPより)。10分ほどで洞窟の出口だ。幻想的な光景を楽しみ、「ツチボタルの見学ツアー」は終了した。

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午後2:00、本日宿泊するオークランドに向かい、バスで出発した。午後3:00頃、小雨が降り出すが、すぐに止む。午後3:15、左手に「第八代目マオリキングの家」が見える(写真左)。さらに10分ほど走ったところに、墓地が見えた。マオリ歴代王やニュージーランドの有名人のお墓のようだ(写真中左)。午後3:28分、「RIVER HAVEN HUNTLY」に到着(写真中右。ここで暫く休憩である。近くには火力発電所がある(写真右)。この辺りでは石炭が採れるのだ。約30分休んだ後、再びオークランドに向かった。

(参考文献)
・「ニュージーランド・ワイトモ鍾乳洞へようこそ(日本語版)」(カラービューパブリケーションズ編刊)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

オトロハンガ
http://www.kiwianatown.co.nz
http://www.otorohanga.co.nz
ローズランズファーム&ガーデンレストラン
http://www.roselands-restaurant.co.nz
ワイトモ・ケーブ
http://www.waitomocaves.co.nz
ワイトモ観光案内
http://www.waitomo.com
http://www.waitomoinfo.co.nz
カラービューパブリケーションズ
http://www.postcardsnz.com

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March 06, 2008

吹き上げるテ・プイア間欠泉

ニュージーランド一周の旅(第24回)

本日は、ロトルアの「テ・プイア」で間欠泉を見た後、ワイトモの鍾乳洞でツチボタルを見学し、宿泊するオークランドに向かう予定である。午前6:30のモーニングコールで目覚め、午前6:40ころベッドを出る。午前7:30から朝食。フルーツやパンケーキ、アップルジュース、コーヒーなどを頂く。午前8:15ロビーに集合し、午前8:20バスで「テ・プイア」に向かった。

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午前8:40分ころ「テ・プイア」に到着し、午前8:50に入場する(写真左)。この「テ・プイア」、「1963年にマオリ文化の伝承を目的に創設された、ファカレワレワ地熱地帯にある総合観光施設」で、「1日に10回以上もお湯を吹き上げるポフツ・ガイザーは、国内でも指折りの観光スポット」(「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」より)との事。入場門は「テ・ヘケタンガ・ア・ランギ」(天国の始まりの意)と呼ばれており、空に向かって12本の柱が突き出している。柱の先には、アラワ族の守護神を象徴する彫刻が見える(写真中左)。門を潜り先に進むと、周囲にマオリの建物が並ぶ広場に出た。正面に見える大きな建物は、「テ・アロヌイ・ア・ルア集会所」である(写真中右)。全面彫刻が施されている、国内でも数少ない集会所だ(写真右)。中に飾られているマオリの彫刻、舌を斜めに出しているのは歓迎の意味との事(写真下左)。集会所の右にある建物は食糧庫(写真下中)。広場の左手には「テ・ファレ・タペレ」というギャラリーがある。ここでは、自然環境や文化、タオンガ(財宝)について解説されている(写真下右)。

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広場を離れ、小路を進むと「ピキランギ村」に出る。ここでは、マオリ人の暮らしを再現している(写真左)。ハンギ(マオリ料理)を作るときに使う、地中の穴も見ることが出来る(写真中)。ここから数メートル先には、「ンガ・マヌ・アフレイ・キウイ・ハウス」がある。建物の中は真っ暗だ。キウイが夜行性のためである。絶滅が危惧されるニュージーランドの国鳥キウイ。生きているキウイは滅多に見ることが出来ないとのことだったので、目を凝らしてキウイを探すと、目の前にいた。観光客が見やすいように、キウイの餌を通路側に撒いているらしい。「暗闇で視力を補う長いひげ、飛ぶ能力を失った代わりに地上生活に適したがっしりした足をもち、長いくちばしの先にある嗅覚器官で餌を探すことができる唯一の鳥」(「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」より)なのだ(写真右 : 剥製・トンガリロ国立公園ビジターセンターで撮影)。

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キウイを見た後、さらに小路を進むと、湯煙の立つのが見えた。最初は「ンガモカイアココ鉱泥泉」だ(写真左)。熱泥が沸き立つ大池。ヨーロッパ人は、ボコッボコッと沸き立つ熱泥をカエルが飛び跳ねる様子に例えて「カエル池」と呼んだようだ。粘土状のものはカオリンとの事。磁器の素材である。はじける熱泥の温度は約90~95℃にも達するという。そしていよいよ「間欠泉」だ。最初の間欠泉は、「プリンス・オブ・ウェールズ・フェザーズ間欠泉」(写真中左)。続いて「ポフツ間欠泉」である(写真中右)。「地熱谷最大の間欠泉で、平均して1時間おきに1~2回、30mの高さまで水を吹き上げ」(「TE PUIA案内書(日本語版)」より)るとの事。「間欠泉」の前にあるステージに腰掛けた人が、突然「熱い!」という声を上げた。隙間から蒸気が噴出したのだ。危ない、危ない。さらに進むと「展望台」がある。ここから見る「間欠泉」は、美しい。右手にスカイブルーの水を蓄える池と、吹き上げる白い水。このコントラストが何とも言えないバランスである(写真右)。「間欠泉」を見ていると、蝉の鳴き声が聞こえ始めた。展望台の柵に留まっていたのだ(写真下左)。クライスト・チャーチのハグレー公園では、姿を見ることが出来なかった蝉。こんな所で出会えるとは思わなかった。日本にはいないタイプ。「ニイニイゼミ」と「ツクツクホウシ」を合わせた様な感じか。「間欠泉」を楽しんだ後、出口に向かう。出口近くには、「テ・ワナンガ・ファカイロ彫刻専門学校」(写真下中左・下中右)と「テ・リト織物専門学校」(写真下右)がある。ここでは作業風景も見学できる。楽しい時はすぐに過ぎ去る。見学を終え、午前9:40分、次の目的地である「ワイトモの鍾乳洞」に向けバスで出発した。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]
・「TE PUIA(日本語版)」案内書

プイア間欠泉(テ・プイア)
http://www.tepuia.com

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March 04, 2008

ロトルア博物館とマオリコンサート

ニュージーランド一周の旅(第23回)

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水上飛行機を楽しんだ後、夕食の時間まで十分時間があったので、ホテルまで歩いて行くことにした。地図で見ると2.5~3km程度なので、私にとって大した距離ではない。戦争記念公園を横切り、公園の南東にある「ロトルア博物館」に向かった。この博物館は、「ガバメント・ガーデン」の中にある。「ガバメント・ガーデンは、1890年代にカミル・マルフロイによって造られた、優雅な雰囲気の漂う美しい庭園。マオリの彫刻が施された大きな門が目印だ。園内にはバラ園やゲートボール場などがある」(「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」より : 写真左)。「ガーデン」内には多くの人がいる(写真右)。真直ぐに伸びる路を歩き、「ロトルア博物館」に到着。入場チケットを購入するため、入り口正面にある受付に行く。
マオリ人らしき男性が出てきた。
「いらっしゃい」
「チケット、大人1枚下さい。おいくらですか」
「11NZドルだヨ」
お金を支払うと、
「どこから来たの」
「日本です。日本には来たことがありますか」
「残念ながらないです。中国には行ったことがあるのですが・・・」
「一度いらしてください」
「有難う。是非とも行きたいですネ」
「それでは見学させてもらいます」
「どれぐらいの時間見学しますか」
「時間がないので、せいぜい10~15分ですネ」
「アッ! そうなの。それでは」
と言いながら、11NZドルを返してくれた。
「それだけの時間しかないのなら、どうぞ」
「エッ! 本当にいいのですか」
「問題ないデスヨ」
「展望台とマオリの展示だけは見て行ってください。これ、日本語の館内案内プレートです」
「有難う」

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教えてもらったとおり、最初に階段を上り、展望台に向かう。展望台からは「ガバメント・ガーデン」(写真左)だけでなく、「ロトルア湖」(写真中左)や「サルファ・ベイ地域」(写真中右)なども見ることが出来る。なかなか良い眺めだ。続いてマオリの展示室に向かう。ここではマオリの歴史や「タラウェラ山の噴火」、また「テ・アラワ族の至宝」(写真右)などを見ることが出来た。なおこの博物館には、「温泉療養に関する展示」や「地下の泥温泉」など、その他にも面白そうな展示が多数あることを申し添えておく。

展示を見終え、受付のところに戻り、
「短い時間でしたが、展示を楽しむことが出来ました。展望台からの眺めも良いですネ」
「それは良かった」
「ところで、この博物館について日本語で書かれた書籍などはありますか」
「残念ながら、ありません」
「英語版は」
「品切れです」
「それは残念ですが、仕方ないですネ」
「・・・・。あなたが持っている案内プレートを差し上げます」
「エッ! 本当ですか」
「どうぞ」
「有難うございます」
「また来てください。ニュージーランドを楽しんでくださいネ」
手を振りながら
「キアオラ、イ・ノーラ(マウリ語で「有難う、さようなら」の意)」
「キアオラ、イ・ノーラ」

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一直線の路(写真)を暫く歩き振り返ると、まだ手を振っていた。短い時間ではあったが、楽しい時を過ごすことが出来たことに感謝である。午後6:10分だったので、夕食の時間まで1時間以上あったが、まだ部屋にも入っていなかったので、街中をノンビリ歩いて、ホテルに向かうことにした。午後6:30分頃、本日宿泊するホテル「リッジズ・ロトルア」に到着。フロントに行って、男性スタッフに話しかける。
「既にチェックインしている添乗員○○のメンバーの一人ですが、遅れてきたので鍵を預かってもらっているはずなのですが・・・」
「少々お待ち下さい」
コンピューターで検索しながら
「お名前は」
「△△です」
「・・・・・。もう少しお待ち下さい」
すると奥から女性スタッフが現れ、
「どちらのツアーですか」
「□□ツアーです」
「分かりました。お預かりしております。××号室になります」
鍵を受け取りながら
「荷物はお部屋に入っていますので、チェックして下さい」
「有難う」

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比較的スムースに事は運んだ。添乗員のアドバイスのおかげで、時間を有効に使うことが出来た。午後7:30分からホテルのレストランで食事である。ロビーに集合し、レストランに入る。メニューは、マオリの伝統的料理である「ハンギ」だ。「ハンギ」は、「地中に掘った穴に焼いた石を入れ、濡らした布や麻袋などで肉や魚、マオリが祖国から持ち運んだといわれるサツマイモに似たクマラなどの野菜類を包み、蒸し焼きに」(「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」より)する方法で作られる。残念ながら調理しているところは見ることが出来ない。出来上がった「ハンギ」が並んでおり、ビッッフェ形式で頂く事に。午後8:00に食事を終えると、マオリコンサートが始まった。歌に踊りだ(写真左)。中でも、「ポイ」と呼ばれる亜麻で編んだ白い玉の付いた紐を振り回しながら歌う「ポイダンス」は面白い(写真右)。どこかヌンチャクの動きに似ていると思うのは私だけか・・・。皆さん、声をかけたり手拍子をしたり、大いに盛り上がった。午後8:40分、マオリコンサートは終了した。今日も良く遊んだので、少々疲れ気味。少しホテルのロビーや外回りを見た後、午後8:50分には部屋に戻った。いつもどおり入浴と資料整理を行い、午後11:00頃、横になった。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

クイーン・エリザベス病院のスパ施設
http://www.qehealth.co.nz
ロトルア博物館
http://www.rotoruamuseum.co.nz
リッジズ・ロトルア
http://www.rydges.com/rotorua/

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March 03, 2008

水上飛行機からロトルア湖と間欠泉を眺める

ニュージーランド一周の旅(第22回)

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午後4:10、ロトルアの町に入った。ロトルアとは、マオリ語で「第二の湖」という意味。その名の通り、この町にある「ロトルア湖」は北島で2番目の大きさ。一周約40kmあるという。人口は約7万人で、同じく湖のあったタウポの街に比べて倍の人口である。午後4:15分、ロトルア湖畔に到着。湖を見に行くと、クルーズ船乗り場がある。目を横に移すと、ヘリコプターや水上飛行機もある。この湖を見た後、ホテルに向かう予定だったので、ホテルでチェックインを済ませてからでも飛行機に乗る時間があるのではないかと思い、飛行機会社の事務所に飛び込んだ(写真)。時間と料金を確かめるためである。
「こんにちは」
「こんにちは。どのようなご用件ですか」
「飛行機に乗りたいので、料金と時間を教えて下さい。短い時間のものを」
「分かりました。飛行機は、8分コースが60NZドル、15分コースは125NZドル、30分が185NZドルです」
「最終フライトは何時ですか」
「午後6:30分です」
「では、ホテルのチェックインを済ませてから、再び来ます。有難う」
「お待ちしています」

事務所を出た後、添乗員にチェックインの時間などを相談すると、荷物をホテルに預けておくので、すぐに飛行機に乗った方が良いとのアドバイスを受けた。チェックイン後、またここまで戻っていると、時間のロスが大きいからだ。そこで添乗員のアドバイスに従い、荷物をお願いし、私はツアーから別れて飛行機に乗ることにした。

「こんにちは」
「アラ!」
「今すぐに乗ることにしました」
「分かりました。でも最低2名からなので、すぐに乗れるかどうか・・・・」

そのとき、外国人の団体がやってきた。全員で12名。大型の水上飛行機の定員が10名なので、2名が半端になるのだ。何とラツキー。その2名と一緒になれば、すぐに飛べる。
彼等の選択するコースに合わせなければならないが、それはやむを得ない。
「すぐに申し込みます」
「分かりました。でも、この人達の手続きが終わってからにしてもらえますか」
「分かりました。お待ちしています」
お年寄りが多く、クレジットカードで支払う人達もいたので、10分少々待つ。そして、いよいよ私の番だ。

「おいくらですか」
「185NZドルです」
「では30分コースですネ」
「はい。そうです」
私も30分コースを望んでいたので、丁度良かった。

「では200NZドルで」
100NZドル紙幣2枚を渡すと
「はい、チケットです。そちらでお待ち下さい」
「・・・・・」
「そちらでお待ち下さい」
「・・・・・。わすれものですヨ」
「・・・・・」
「お釣りいただけますか」
「アァ! ごめんなさい。忘れていました」
15NZドルを受け取り、指示された場所で待つ。ご一緒する2人は、どちらも年配の女性だ。

「日本から観光のために来たのですが、どちらからいらしたのですか」
「イングランドです」
「皆さんご一緒ですか」
「バスは一緒ですが、私はこちらのお友達と2人で来たの」
「そうですか。こちらのツアーに参加したのですか」
「そうよ。あなたは1人なの」
「いいえ。日本からツアーで来たのですが、飛行機に乗るため、ここで分かれたのです」
など話しをしていると、

「3名の方。こちらの飛行機に来てください」とパイロットの声があった。
「行きましょう」
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桟橋を歩き(写真左)、水上に浮かぶ飛行機の前まで行くと(写真右)、パイロットから
「あなたは1人ですか」
「はい」
「では、私の横の席に座ってください」
「分かりました」

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ミルフォード・サウンドの時と同じく、1人ゆえのメリットだ。でも、間違えてパイロットの席に座らないようにしなければならない。シートベルトを締め、ヘッドホンを付けて離陸を待つ(写真左)。午後4:50分、プロペラが廻り始めた。そして滑走。陸と異なり、波を切っている。まるで、高速で走るボートだ。しかし、離陸(?)の感触はいつもと変わらない。みるみる湖面を離れていく。コースは、ロトルア湖のモコイア島近くまで進み、南東に向きを変える。オカタイナ湖とオカレナ湖の間を抜け、タラウェア湖(写真中左)を横切り、タラウェア山の頂上へ(写真中右)。その後南西方向に旋回し、ロトマハナ湖、ワイマング渓谷上空(写真右)を飛び北西へ。ロトルア市上空を回ってロトルア湖に戻るというもの(写真下左)。ロトルアの上空からは、明日訪ねる予定の「テ・プイアの間欠泉」(写真下中)や、ホテルに行く途中で立ち寄るつもりの「ロトルア博物館」、「ブルーバス」も見える(写真下右)。飛行機やヘリコプターは、何度乗っても楽しい。ワクワク感は、まるで子供に戻ったような気分である。約30分、楽しい空中散歩を終え、午後5:27分、飛行機は着水した。桟橋でパイロットや2人の女性と一緒に写真を撮り、お別れした。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

Volcanic air safaris(水上飛行機・ヘリコプター)
http://www.volcanicair.co.nz
ディスティンクション・ロトルア
http://www.distinctionrotorua.co.nz

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March 02, 2008

トンガリロ国立公園

ニュージーランド一周の旅(第21回)

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本日はトンガリロ国立公園で「タウポ湖」や「フカ滝」を見た後、ロトルアに向かう予定だ。午前6:30頃目覚め、午前6:50分頃外出する。朝食が午前7:30からだったので、それまでの間、パーマストンノースの街を散歩である。パーマストンノースの街は、北島南部、マナワツ地方の中心都市。まず、ホテルの東にある街の中心部、「ザ・スクエア」に向かった。土曜日でかつ朝早いこともあり、猫の子一匹いない。ゴーストタウンのようだ(写真左)。「ザ・スクエア」には時計塔と銅像が建っている(写真中左)。西側には「市庁舎と図書館」が並ぶ。また、北側には近代的建物が見える(写真中右)。「ザ・スクエア」から西に2~3分歩くと、「テ・マナワ」がある。「テ・マナワ」は、博物館、美術館、科学館が一体になった施設で、中でもマオリの人々のアートが中心の展示棟は必見との事。入り口付近に建つオブジェは目を引く(写真右)。

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午前7:35分、朝食のためホテルに戻った。フルーツ、コーヒー、アップルジュースなどを頂き、午前8:30分、バスで「トンガリロ国立公園」に向かって出発した。道中周りを見渡すと、南島で羊が多く見られたのに対し、この辺りでは牛が多く見られる(写真左)。添乗員の話によると、この辺りで多く飼われている牛は、乳牛であるフリージャンとジャージー、肉牛であるアンガス、ヘレフォード、ベルラットキャルウェイの5種との事。ちなみに日本では、牛肉は鳥肉や豚肉に比べ高いというイメージだが、ニュージーランドでは鳥肉が一番高価で、次が豚肉、その次が牛肉らしい。ラムが一番安いのは当然か。国道3号線から国道1号線を走り、午前9:40分、マンガウェカの町にある「FLAT HILLS」で最初の休憩だ(写真中左)。ここでは間近に羊(写真中右)や牛(写真右)、ニワトリなどを見ることが出来る。穏やかな日差しの中、羊もウトウトしている(写真下)。オーナーらしき男性がいたので話しかけてみた。
「日本から観光のために来ました。オーナーですか」
「そうです。日本からですか」
「はい」
「日本のどちらからですか」
「○○です。日本には行ったことがありますか」
「ええ。富山と・・・・東京、横浜に行きました」
「富山ですか」
「はい。春先に行ったので、雪がたくさん残っていました」
「マウント・クックと比べ、どちらが多いでしょう」
「さあ・・・・、どうだろう」
「ところで、先程連れておられたのは、お子さんですか」
「そうだよ。子供は2人いるんだ」
「2人ですか」
「もう1人はどちらに」
「妻のお腹の中」
「それはおめでとうございます」
などと雑談していると、出発時間になった。

「出発時間になったので失礼します」
「良い天気だし、楽しい旅を続けてください」
「有難う」
午前10:00、我々はバスでトンガリロへ向かった。

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午前9:40頃、雪を被る「マウント・ルアペフ」が見え始めた。高さ2,797mで、北島の最高峰。1894年に制定された、ニュージーランド最古のトンガリロ国立公園を構成する。午前10:45分、ワイオールの町を通過し、国道49号線に入る。午前11:05分、ニンジンの町オハクネを通る(写真左)。午前11:25分、鉄橋(写真中左)を潜り、国道4号線を走る。道路の両側にはススキが続く(写真中右)。午前11:30分、いよいよ国立公園内に入る。国道47号線から国道48号線を通り、午前11:45分、ファカパパ・ビレッジに到着した。ここにある「ベイビュー・シャトー・トンガリロ」(写真右)内のレストランで昼食を取る。メニューは、次の通り。
・ スープ(写真下左)
・ ラム・ステーキ(写真下中)
・ チョコレートムースケーキ(写真下右)

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食後は暫く自由時間である。「ベイビュー・シャトー・トンガリロ」からは、「マウント・ルアペフ」(写真左)の他、「マウント・ナウルホエ」(高さ2,291m)や「マウント・トンガリロ」(高さ1,967m)も見ることが出来る。ここから南に200m程登ったところに、「ビジターセンター」があるので訪ねてみた(写真中左)。ここには周辺でのウォーキングや登山に関する情報が揃っている。中に入ると、正面にマオリの首長「ホロヌク・ティ・ヒュウヒュウ・トゥキノ」の胸像が立っていた(写真中右)。さらに奥に進むと、国立公園全体のジオラマ(写真右)や自然に関する展示もなされていた。展示の見学や資料を頂戴し、午後1:15分、次の目的地であるニュージーランドで最も大きい湖、「タウポ湖」を目指して出発した。

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午後1:45分、「タウポ湖」が見えたので、バスを停めて写真を撮る(写真左)。その後すぐにトゥランギの町を走る。トゥランギは人口約4,000人、フライフィッシングで有名な町との事。午後2:30分、タウポの町に入る。タウポ湖は鱒釣りが盛んだという。鱒は水が冷たい方が良く育つため、日本の鱒に比べてかなり大型のようだ。午後2:35分、「タウポ湖」のヨットハーバー前で下車。湖を眺めに行くと、湖畔には水浴びを楽しむ家族連れが何組もいた。また水上飛行機も飛ぶ(写真中左)。乗りたいのだが、残念ながら時間がないので、飛び立つのを眺めていた。ここからバスで約5分。「フカ・フォール」に移動した。ここはニュージーランドで最も訪問者の多い観光スポットとの事。この滝は、ニュージーランド最長の川である「ワイカト川」(425km)にある。午後3:03分、川沿いを歩いて滝の見学に行く。ミントブルーの水と波。流れにはかなりの勢いがある(写真中右)。美しさに魅了されるというよりは、激しさに圧倒されるような感じだ。滝の落差は10m程度に過ぎないが、迫力は十分(写真右)。滝の見学を終え、午後3:15分、バスで本日宿泊するロトルアに向った。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

テ・マナワ
http://www.temanawa.co.nz
ファカパパ・ビジターセンター
http://www.doc.govt.nz

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February 29, 2008

ウェリントンからパーマストンノースへ

ニュージーランド一周の旅(第20回)

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ターミナル(写真)を出ると、ウェリントンの町をガイドしてくれる日本人女性が待っていた。名前は「ヨシエ」さんだ。彼女に連れられ、バスの待っているところまで行く。大型バスだ!南島では小型バスだったので窮屈な思いをしたが、今度はノビノビできる。バスに乗り込み、午後4:50分、ウェリントン観光に出発。バスの運転手は日本人で、「コウタロウ」さん。当初の予定では、本日ウェリントンのホテルに泊まることになっていたのだが、セブンスという7人制ラグビーの大会がウェリントンで開催されるため、ホテルが予約できず、結局パーマストンノースまで行くことになったのである。旅行会社より、旅行代金の一部返金があったが、首都ウェリントンの街を楽しみにしていた私としては、少々残念だ。ウェリントンにはあまり観光スポットはないと言われているが、私にとってニュージーランド中央銀行の貨幣博物館は、必見の場所なのである。今回は残念だが、断念せざるを得なかった。

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午後5:10分、ウェリントン観光で最初に訪れたのが、「ビクトリア展望台」だ。ガイドブックなどには、「マウント・ビクトリア」などと書かれている。先程フェリーで着いたターミナルが見える(写真左)。フェリー・ターミナルからは、南東約2kmに位置する。標高約200m。南東にはウェリントン空港が見える(写真右)。ウェリントン空港には、ボーイング747などの大きな飛行機が離着陸できる滑走路がないため、国際線はオーストラリアとの間に飛ぶ1本だけで、残りはすべて国内線だ。また、クック海峡は霧が出やすいため、年に20日間ほど空港が閉鎖されるらしい。ウェリントンは首都ではあるが、国際線が入るには不向きな立地のようだ。「ビクトリア展望台」の周囲には、高級住宅が並ぶ。ただ、急な斜面を利用して建てられている家が多いので、各家に数人乗りのケーブルが引かれていた。

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次に向かったのは、「国会議事堂」である。首都ウェリントンを象徴する建物。正面左側、蜂の巣のような建物は閣僚の執務棟(写真左)で、その右側が議事堂(写真中左)だ。この蜂の巣のようなユニークな建物から、国会のことを「ビーハイブ(蜂の巣)」と呼ぶようだ。議事堂の周りは緑の芝生に囲まれており、公園のような感じがする。警備員も見かけないので、本当に国会議事堂なのかと疑ってしまう。それだけ治安が良いのだろうか。蜂の巣のような建物の向うには、ニュージーランド中央銀行の建物が見える(写真中右)。あの中に、貨幣博物館が入っているのだ。ウェリントンで最後に訪れたのが、「オールド・セント・ポール教会」である(写真右)。1866年に建てられた、木造の白い教会だ。ウェリントンの人口が増えたため、イギリス国教教会は教会を建て直したのだが、その際古い教会は移築して残されることになった。それがこの教会である。ちなみに新しい教会は、国会議事堂の北200mぐらいのところに建っている。

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午後6:10頃、ガイドの「ヨシエ」さんと別れ、我々はパーマストンノースに向け出発した。国道1号線を北上する。道路の周りには、黄色い花が咲いている。エニシダらしい。午後7:50頃、レビンの町(写真左)でトイレ休憩を取り、ここから国道97号線を北北西に向かい、午後8:40分、本日宿泊するパーマストンノースの「ノボテル」に到着した(写真右)。

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外は明るいが、既に午後9:00に近い。お腹も空いていたので、すぐにホテルのレストランで食事だ。メニューは次の通り。
・ スープ(写真左)
・ ビーフステーキ(写真中左)
・ チョコレートケーキ(写真中右)

午後9:40分頃夕食を終え、部屋に入る。いつもどおり風呂に入り、その後資料整理。午前12:00頃寝ることにした。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

NZ中央銀行貨幣博物館
http://www.rbnz.govt.nz/about/museum/2766074.html
国会(国立)議事堂
http://www.ps.parliament.govt.nz
ノボテル
http://www.novotel.com/novotel/fichehotel/gb/nov/5055/fiche_hotel.shtml


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February 26, 2008

フェリーで首都ウェリントンへ

ニュージーランド一周の旅(第19回)

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本日は、これまで観光してきた南島を離れ、北島に移動する予定だ。午前5:30のモーニングコールで目覚め、午前6:00~6:25に朝食、午前6:32、バスでホテルを出た。南島から北島へはフェリーに乗る。フェリー乗り場は、南島の北東に位置するピクトンの街にある。クライストチャーチから約425kmの道のりだ。国道1号線を北に走る。左手には鉄道のレールが道路に並んで続く。午前8:00にセビオットの町で最初の休憩をとり、再び走り出す。午前8:45分頃、右手に海岸線が見え始める。南太平洋だ。午前9:00頃、次の休憩所であるカイコウラの町に到着した(写真左)。この辺りは、ホエールウォッチングで有名な場所である。また、イルカやオットセイも見ることが出来るとの事。カイコウラとは、マオリ語で「カイ」=「食べ物」、「コウラ」=「伊勢海老の仲間であるクリイフィッシュ」の意味。海岸に向かう途中には、アルバトロスの群れがいた(写真中)。人に慣れているようで、人なつこく寄ってくる。海岸に出ると、広いビーチに穏やかな海が待っていた(写真右)。一日中のんびりしていたい気分である。まだ朝早いので人影はないが、昼ごろには多くの旅行客が集まってくるのだろう。午前9:15分、カイコウラの町を後にした。

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クジラやイルカがいないかと、全員海の方に注意を払っていると、カイコウラの町から30分ほど走ったところにある道路沿いの岩場に、多数のオットセイがいるのを見つけた(写真左)。バスを停めて写真撮影する。天気が良いので、多数のオットセイが気持ち良さそうに寝ている。あまりゆっくりしていられないので、2~3分でその場を離れる。暫くすると、道路に平行して設けられていた線路を、貨物列車が走るのが見えた(写真中左)。午前10:30頃、ブドウ畑だ。まだ若い木のようである。午前10:40分、セドンの町を通過。午前10:50分、ブレンヘイムの町に入る。午前11:00、昼食を取るレストラン「モンタナ」に到着(写真中右)。ブドウ畑とワイナリーに併設されたレストランだ。ここでは、ワイナリーの見学はないが、2種類のワインを試飲させてくれた。「STONELEIGH」の赤と白である。赤はピノ・ノワール(写真右)、白はソーヴィニオンだ。

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試飲の後は昼食である。メニューは次の通り。
・ スープ(写真左)
・ サーモンステーキとサラダ(写真中)
・ チョコレート・マッドケーキベリー添(写真右)
・ 紅茶

美味しい食事を楽しみ、午後12:04分、バスは港のあるピクトンに向けて出発した。午後12:35分、遂にピクトンのフェリーターミナルに到着。南島にいる間、ずっとバスを運転してくれた「デイブ」さんとは、ここでお別れである。この5日間で、1,250km走ったとの事。添乗員によると、大阪・伊丹から北海道・千歳までの距離に等しいらしい。ものすごい距離だ。

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午後12:45分乗船。ターミナルからは階段(写真左)とエスカレータで上り、船はたくさんの車が停まっている5Fから入る。下船は7Fからなので、注意するようにとの事。私はデッキに出るため、エレベーターで10Fまで行き、さらに階段を昇った。デッキは満席状態で(写真右)、空き席がないかウロウロすること約5分。ようやく1席見つけることが出来た。快晴、日差しは思ったほど強いとは思えないが、紫外線は日本の7倍あるようなので、要注意である。周りの外国人は、日焼けオイルを塗る人、日焼け止めを塗る人など様々だ。

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午後1:20分、船は動き始めた(写真左)。青い空と青い海、その間に緑の島が浮かぶ(写真中)。抜群の眺めだ。風もなく、うねりもない。海面はいわゆる「ベタ凪」状態(写真右)。約3時間の船旅が始まった。「ピクトン」→「クイーン・シャルロット・サウンド」→「トリー海峡」→「ウェケヌイ湾」→「ペラノ崎」で南島を離れ、「オテランガ湾」から北島側、「シンクレア崎」→「ペンカロウ崎」→「バレットリーフ」から内海に回りこみ、「ウェリントン」に至るのである。

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「ウェケヌイ湾」を過ぎた辺りから、風が強くなり、波も荒くなってきた(写真左)。しかしうねりはないのだろう。船の揺れは、ほとんど感じない。今まで日光浴をしていた人達も、風が強いため肌寒くなったのであろう。服を着る人だけでなく、船内に入る人も出始め、座席にも空が目立つようになった(写真中)。午後3:00頃、北島の「オテランガ湾」に入る。いつもであれば周りの人に話しかけるのだが、何故かそのような気分になれなかった。約3時間、空や海を眺めながら「ボ~」と過ごした。久しぶりに乗った船だったが、これもまた良いものである。午後4:25分、船はウェリントンの港に着いた。車の人は5Fから降りるのだが、我々は車ではないので、7Fから下船する。係員の指示に従い待っていると、デッキと桟橋を繋ぐ通路が延びてきた(写真右)。午後4:35分、通路と船がつながり、ようやく船を下りることが出来た。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

MONTANAのHP
http://www.montanawines.co.nz
INTERISLANDER(フェリー会社)
http://www.interislander.co.nz

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February 25, 2008

善き羊飼いの教会

ニュージーランド一周の旅(第18回)

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午後12:30分、羊の毛刈りショーを見た後、昼食会場であるレストランと「善き羊飼いの教会」のある「テカポ湖」に向かい、バスは走り出した。午後12:55頃、3日ぶりにマウントクックの姿を見る。そして午後1:00、マウントクックの写真を撮るため、「プカキ湖」でバスを降りた。天気に恵まれたおかげで、前回同様、マウントクックの美しい姿を見ることが出来た(写真左・右は解説)。10分ほどで写真撮影を終え、再びバスは走り出した。

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午後1:47分、「テカポ湖」に到着。「テカポ」とは、「夜の寝床」という意味。長さ20km、面積83k㎡で、ニュージーランドで9番目の大きさだという。最初に「善き羊飼いの教会」(写真左)に向かう。この教会は、1935年にヨーロッパの開拓民によって建てられたもので、「テカポ湖」で採れる石を建材にしている。教会の中に入るとき、寄付をしなければならない(写真中左)。ドーネーションボックスにお金を入れると、横に置いてあった3~4種類の絵葉書の中から、好きなもの1枚をもらうことが出来る。教会の祭壇の後ろの壁はガラス張りなので、サザンアルプスと湖の美しい景色が見えた(写真中右)。この教会で結婚式を挙げるカップルは多いようだ。教会から東に100mほど離れた場所に「バウンダリー犬の像」が建っている(写真右)。「バウンダリー犬」は、「開拓時代の放牧地で柵のない境界線を守った」牧羊犬のことで、「犬たちの働きを称えて、1968年に造られたもの」(地球の歩き方(08~09)ニュージーランドより)である。

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見学を終え、いよいよ昼食である。既に午後2:00、お腹も減っている。昼食会場であるレストランは、「テカポ湖」湖畔にある「KOHAN」だ(写真左)。日本食レストランで、スタッフ全員が日本人。窓からの眺めは良く、「テカポ湖」や「善き羊飼いの教会」も見える(写真中)。メニューは鮭丼(写真右)。全員日本人スタッフというだけの事はあり、御飯の炊き方も申し分ない。鮭もソフトで旨味があり、非常に美味しい。食後、湖畔を散歩し、午後2:55分、クライストチャーチを目指し、バスは出発した。

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午後3:20分、フェアリアの町を通過、午後4:00、ジェラルディンの街に到着。ここで15分ほど休憩する。「Kiwi Country」というお店に入る(写真左)。ツアーの皆さんは買い物をしていたが、私は街の様子を見るため、お店の外に出た(写真中)。暫く歩いていると、銀行があるのに気がついた。ニュージーランドでは、まだ1軒も銀行を訪ねていなかった。銀行が営業している時間には、バスに乗っていることが多かったからだ。早速、こちらの銀行に入ってみた。「オーストラリア・ニュージーランド銀行」である(写真右)。都会の銀行ではないためであろう。日本で言えば、地方にある少し大きな郵便局といった感じだ。店舗に入り、ハイカウンターに向かうと、女性行員が応対してくれた。
「日本から観光出来ました。」
「ようこそ」
「私は、各国のコインを集めることを趣味にしています。今回もニュージーランドのコインを集めているのですが、1NZドルコインと2NZドルコインは古いものしか手に入れることが出来ません。そこでこの古いコインを新しいコインに替えて欲しいのですが」
コインを手渡すと、
「これは新しいコインですヨ」
ニュージーランドでは、2006年に新硬貨が導入された。旧5¢、10¢、20¢、50¢は使用できなくなったのだが、1NZドルと2NZドルは古いものも引き続き使用されている。しかし1NZドルコインと2NZドルコインのデザインであるエリザベス女王の肖像は、新旧で異なっているのだ。私が彼女に手渡したコインは、新しいコインのデザインだったため、彼女はこのような返事をしたのであろう。

「そうではなくて、綺麗なコイン、光っているコイン、状態の良いコインが欲しいのです」
「アァ! 分かりました。チョッと待ってくださいネ」
小銭入れのようなところを見ながら、
「これならどうかしら」
「非常に良い状態です。お願いします」
お客さんが少なかったこともあるのだろうが、面倒なことであるにもかかわらず、嫌な顔一つせず、私のリクエストに応えてくれた。有難いことである。交換してもらった後、
「日本人は時々来ますか」
「来たことはないですヨ」
「では私は第一号ですか」
「そうかもしれませんネ。ニュージーランドは初めてですか」
「はい。今日で6日目です。明日は北島にわたる予定です」
時計を見ると、出発時間が近づいていたので、
「お手数お掛けしました。有難うございました」
「ニュージーランド旅行、楽しんでくださいネ」
「有難う。さようなら」
すると、何故か他の行員やお客さんも、私に向かって
「楽しんでネ。さようなら」
と声をかけてくれた。

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お店に戻ると、ちょうど出発時間であったが、まだ皆さん買い物をしている。衣類やお菓子などを物色している様子。午後4:15分、全員バスに戻り、再びクライストチャーチへと走り出した。カンタベリー平野を進む。午後4:55分、アッシュバートンの街を通過。午後5:00、クライストチャーチまで87kmの標識が見える。午後5:20分、鮭の街ラカイアに入る。「鮭のモニュメント」が見える(写真左・ピンボケ御容赦)。そしてサザンアルプスからの水が流れるラカイア川をわたる「ラカイア橋」だ(写真中)。午後5:40分、ロールストンの街に入る。「ロールストン駅」横を通り過ぎる(写真右)。午後5:50分、ついにクライストチャーチの街に入り、午後6:05分、本日の宿泊先である「ザ・シャトー・オン・ザ・パーク」に到着。4日ぶりに戻ってきたことになる。今回泊まる部屋は、前回とは全く異なるウイングだ。前回の方が便利かつ綺麗な部屋であったように思う。

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午後6:25分、夕食会場であるレストランに行くためバスに乗る。午後6:40分、「CAFÉ VALENTINO RESTAURANT」前で下車(写真左)。階段で上がった2階が会場である。メニューは、「ガーリック・チリ・トースト」(写真中左)、「スモークサーモン入りパスタ」(写真中右)、「アイスクリーム」(写真右)、「紅茶」だ。意外にも「ガーリック・チリ・トースト」が美味しい。カリカリ感とガーリックの香りが上手くマッチしているのである。午後8:00に夕食を終え、ホテルに戻ることに。まだ外は明るいので散歩することも出来たが、前回十分に遊んだので、今回はゆっくり休むことにした。ホテルには午後8:15分に到着。いつものように風呂と資料整理を済ませ、午後11:00頃ベッドに入った。

(参考文献)
・「地球の歩き方(08~09)ニュージーランド」(地球の歩き方編集部編)[ダイヤモンド・ビッグ社刊]

ANZのHP
http://www.anz.com/
CAFÉ VALENTINO RESTAURANT
http://www.cafevalentino.co.nz


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